愛犬の健康維持と健康寿命を向上させる記事

犬たちペットに服用させるフィラリア駆虫薬の服用期間ってどれくらい?その疑問をバッチリ解決!

こんにちは。えたーなるばりゅーです。

最近はやっとこさ、日中でも涼しく過ごしやすい気温になってきましたね。そして朝晩はもう寒いくらいの気温になり、そろそろ暖房の準備に取り掛かっているのではないでしょうか。

そして、もう一つ夏の間に私たちやペットを悩ませる存在。

そう。生き血を吸うアイツ、蚊の猛攻撃もそろそろ終わり。

蚊はご存知の通り、私たち人間にも様々な感染症をもたらしますが、ペットたちにとってもフィラリアを媒介する非常に警戒するべき相手。

もう涼しくなってきたし、蚊もあんまり見なくなったし、そろそろフィラリア予防薬も飲ませなくても大丈夫かな。と一息つきがちなこの季節。

でも、まだまだご用心。

蚊を全く見なくなってもフィラリアの脅威は健在なんです。

そこで、今回は大事なペットたちをフィラリア原虫から守るフィラリア予防薬を犬たちペットに服用させる機関についてご紹介したいと思います。

今回の記事の内容を知っておかないと、最悪大切なペットたちの命を縮めてしまうことにもなりかねませんので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

フィラリア予防薬の服用期間ってどれくらい飲ませればいいの?あなたの疑問をバッチリ解決!

蚊が刺すことによって、その口吻を伝いペットたちに襲い掛かるフィラリア原虫。

フィラリア原虫に寄生されてしまい、それを放置しておくと心臓付近の血管にフィラリア原虫が大量に増殖し、血液の流れを止めてしまうことがあります。ですので、蚊が活動する時期にはフィラリア駆虫薬をペットに服用させることが重要となってきます。

しかし、このフィラリア駆虫薬。いったいどれほどの期間服用させればいいのか。このあたりはあいまいな場合が多いですよね。

犬たちペットに服用させるフィラリア予防薬の服用期間はどれくらい?

蚊の活動時期は地域にもよりますが、日本での蚊の平均活動時期として、

3月~11月くらいまで

とされております。では、蚊が出なくなる11月に入れば、その年のフィラリア駆虫薬の服用を終わらせても大丈夫なのか?

いえいえ、実はフィラリア原虫の特性上、まだ服用させる必要があるんですね。

仮に11月位に蚊がいなくなると仮定した場合、ペットに服用させる時期は12月までとなります。(すでにフィラリア症に感染している個体は陽性反応の強弱に関わらず、駆虫するために通年服用させていただく必要があります。)それでは、まずフィラリア感染のメカニズムからざっくりとではありますがご紹介したいと思います。

犬たち、ペットがフィラリア原虫に感染してしまうまでのメカニズム

まずフィラリアの成虫が犬の体内で卵を産み幼虫が孵化します。この幼虫は第一段階の幼虫として、「ミクロフィラリア 」とよばれております。ただ、このミクロフィラリアの段階では感染力をまだ有していません。

そして、蚊がこの感染した犬などのペットから吸血するとき、そのペットの体内にいるミクロフィラリアも一緒に蚊の体内に取り込まれます。そして、このミクロフィラリアが蚊の体内で2回脱皮をすることで、感染力を持った幼虫、その名も感染幼虫に変貌します。そして、この感染幼虫を宿している蚊が別の犬などを吸血した際、その口吻から犬などの体内へと感染幼虫が流れていってしまい、フィラリアに感染する。

これが、フィラリアに感染するまでの大まかなメカニズムになります。そして、検査や何の治療もしないで放置しておくと、フィラリアは感染した犬などペットの体内で、成長し成虫になります。その大きさは、約20cm。大きいものでは30㎝程にも達します。

想像してたよりもかなり大きいと思われたのではないでしょうか。

そして、その成虫が、やがて肺や心臓の弁などに住み着き、呼吸や血液の循環を妨げるようになります。その影響が肝臓や腎臓にもおよんでしまい、やがて感染した動物は衰弱し、死に至ります。そして、成虫は冒頭でご紹介した通り、ミクロフィラリアを産みますので、また新たに感染動物が増えていってしまうという悪循環にも陥ってしまいます。

では、先ほどお伝えしたフィラリア予防薬を服用させる必要があるのが、なぜ12月まで必要なのか、そのあたりに触れていきましょう。

フィラリア駆虫薬服用期間 蚊がいなくなってからプラス1か月必要の理由

それはフィラリア原虫の性質と、駆虫薬の効力にその答えがあると言えます。まず大事になってくるのは、蚊の活動期間中ペットが服用するあのお薬は予防するためものでなく、”駆虫薬”つまり、フィラリア幼虫を殺すために服用するものになります。

そして、この現在使用されているフィラリア駆虫薬はその幼虫が大きくなってしまうことでその効力を十分に発揮することができなくなります。

まず、冒頭でご紹介した感染幼虫がキャリアである蚊の口吻を介して犬などのペットの体内に侵入します。そして筋肉を伝いながら血管の中に到達します。そして血管に到達するとその幼虫は一度目の脱皮を行い成長します。

この状態の幼虫を「移行幼虫」といいます。そしてこの”移行幼虫 ”に対して威力を発揮するのが現在使用されている駆虫薬なんです。

しかしながらこの移行幼虫。一定期間経つことで、またさらに脱皮をして成長してしまいます。この移行幼虫よりも一段階成長してしまうと現在の駆虫薬の効力は十分に発揮されないんですね。

そして、移行幼虫が次の脱皮をするまでに要する期間が、約1か月という事なんです。ですので、感染幼虫が血管内で移行幼虫に成長し、移行幼虫から2回目の脱皮を行うまでに駆虫してしまうのが、現在使用されているフィラリア駆虫薬という事になります。

図であらわすと、こんな感じですね。

このような理由から、蚊がその活動時期を終えても、その後1か月は駆虫薬の服用が必要なるのです。

では、服用を開始するのは・・・

そうなんです。ご予想されているとおり、蚊が活動を開始するようになってから約1か月後(おおむね4月)位から服用を始めるとよろしいかと思います。

え?ややこしい?

そのお気持ち、ごもっともでございます。

ですので、現在のフィラリア駆虫薬が威力を発揮するのはフィラリアの移行幼虫に対して。

そしてフィラリア駆虫薬の服用の一般的目安として4月~12月までと認識して頂けましたらと思います。

もちろんこちらについては一般的平均指標になりまゆえ、現在お住まいの地域によって蚊が活動を開始する時期はその地域によって違いがありますので、お住まいの地域のフィラリア駆虫薬の服用期間については、動物病院などにご相談いただくのがよいかと思います。

ちなみにこのフィラリア、和名は” 犬糸状虫 ”というのですが、犬だけが感染するものではありません。その多くは犬への感染ですが、実は猫にも感染してしまいます。

猫も要注意!フィラリア症

先ほどご紹介したとおり、やはり多いのは犬への感染になり、犬ほどその発症があるわけでもなく、どちらかといえば稀なケースにはなりますが、フィラリアは猫にも感染することで知られています。

猫のフィラリア感染ケースの場合、感染してもその症状がほとんど見られない事もありますが、一度フィラリア症を発症すると、慢性的な咳や食欲低下等の症状出始めます。

そしてやがては、犬と同じく、猫の体内で死んだフィラリアが動脈などに詰まってしまい、突然死を引き起こすこともあります。また、フィラリア原虫が体内に存在することにより激しいアレルギー反応を起こすこともあり、この場合でもその多くが死に至ります。

稀なケースとは言え、フィラリア症を発症しないようにするためには、やはり1に予防。2に予防。3も4も5も予防です。

犬たちと同じく、蚊の活動期にはしっかりと駆虫薬を服用させることが大事といえます。また、猫の場合も犬の場合と同じく、フィラリア駆虫薬は薬の特性上、蚊がその活動期を終えてもその翌月まではしっかりと駆虫薬を服用させるようにして頂けましたらと思います。

他にもいるフィラリア感染リスクのあるペットたち

フィラリアは犬科・猫科の動物以外にも、フェレットやアザラシ・ビーバーなどにも感染します。アザラシやビーバーを日本で飼育している方は動物園以外ほぼいらっしゃらないとは思いますが、フェレットについては比較的多くの方が飼育している動物ではないでしょうか。

そして、・・・なんと意外なことに人にもフィラリアに感染します。しかしながら、幸い感染例は非常にまれで、日本国内でもその感染、発症例はわずか約100件程度。

同じ哺乳類でも、人がフィラリアに感染してもその発症例が少ないのは、フィラリア原虫の人に対する親和性が薄く、成長段階で人の免疫細胞に攻撃され、死んでしまうケースがほとんどだからです。しかし、先ほど述べた通り、稀とはいえフィラリア症に発症するリスクはあります。

フィラリア駆虫薬をペットにしっかりと期間内服用させるという事は、ペットの命を守るのはもちろんのこと、飼い主様への感染リスクも軽減することと思っていただけましたらと思います。

また、フィラリアの駆虫薬はそのペットの体重に応じた、適正な量を服用させる必要があります。飼い主様によっては、フィラリア駆虫薬をそのシーズンの服用分まとめ買いをされる方も多いのではないでしょうか。

ただ、その購入時期よりもペットの体重が増えていて、体重が購入した駆虫薬の効力範囲を超えているのであれば、駆虫薬もサイズアップしていただく必要があります。

ですのでペットの体重がその駆虫薬の効力範囲と微妙な位置にあるときはあまりまとめて購入されない方がいいといえます。

最後に

いかがだったでしょう。フィラリアは犬だけのものと思いきや、猫やアザラシ、そしてフェレット。そしてそして、人間にも感染することは意外だったのではないでしょうか。しかしながら、先ほど申し上げました通り、人間が発症するケースは非常にまれ。

私も僭越ながらこれまで、おそらく1000頭を超える、かなりの数のフィラリア陽性の犬たちと接してきましたが、もちろんフィラリアには感染したことも、発症したこともありません。それは一緒に働いていた同僚たちも然りでございます。

ですので、人への感染は必要以上に構えて頂く必要はございませんが、万に一つの可能性としてご理解いただけましたらと思います。

そしてこれから、行楽シーズン。

犬と共に暮らされておられるご家庭では、愛犬を連れてお出かけになられることも多いかと思います。楽しいお出かけがペットの闘病生活のきっかけとなってしまわないように、フィラリア駆虫薬はしっかりと服用させて頂けましたらと思います。

こちらの記事がペットとあなたの健康的で安全なペットライフのお役に立てれば幸いです。

では、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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