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アユの内臓に隠された意外な栄養素!食べずに捨てるのはもったいなすぎる

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、食べる人も多い反面、部位的に食べずに捨てる人も多いであろう、アユの内臓にスポットを当ててご紹介したいと思います。実はアユの内臓にはそのイメージにはあまりない意外な栄養素が豊富に含まれていたんです。

その意外な栄養素とは・・・。ではでは、今回も最後までお付き合いいただければと思います。

アユの内臓には脂肪酸が豊富!捨てるのは結構勿体ないかも

ではまず、アユのご紹介を軽くサクサクっとさせていただくと、その優雅なフォルム、味の上品さ、魚体から発する独特の香りなどから「清流の女王」、「香魚」などとも称される川魚を代表する種でもあり、旬の夏のころにはその美味しさからお魚屋さんや量販店のお魚売り場などでも、バッチリスペースを設けられて販売されております。

季節感も溢れる魚でもありますので、山間部のお料理屋さんなどに足を運ぶと、結構アユ料理も提供されたりしておりますよね。

ちなみに先ほど川魚を代表するという形容をさせていただきましたが、実は一部の個体群を除き、稚魚から幼魚にかけては汽水域や沿岸部で生活していたりするんです。

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結構意外でしょ。

また、清流の女王とも称されてはいるものの、アマゴやヤマメとは違い、ある程度の濁水での生活も耐性も持っていたりするんです。

コイのようにガッツリってわけではないですがね。

そんなアユですが、先ほど申し上げた通り、その味はとても淡白且つ上品で、様々な料理との相性も良く、王道の塩焼きから、煮つけや甘露煮、フライや天ぷら、アユめしなどなど様々なジャンルで食べられているほか、海水魚のように一般的ではないものの、お刺身や背ごしという酢締め料理でも食べられているんです。

ただ、やはりアユの王道といえば、塩焼きに蓼酢(たでず)ですよね。

分かります。

ですが、内臓、どうしてます?

アユの内臓は塩焼きでもそのまま焼いて出てくるところが多く、サンマと同様アユの内臓も食べることが多い反面、ちょっと独特の味っていうか、ぶっちゃけ苦みも強いので捨ててしまう方も結構おられるのではないでしょうか。

ですが、捨ててしまうにはあまりにも勿体ない栄養素が豊富に含まれていたんです。

アユの内臓に豊富に含まれる脂肪酸

そうなんです。アユのイメージではあまりそういったところはありませんが、アユの内臓には脂肪酸も豊富に含まれているんです。

脂肪酸とは飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別される栄養素でどちらも摂りすぎると体に悪影響を及ぼすものの、身体の活動において重要な役割を果たしております。

特に不飽和脂肪酸の一つでもある、多価不飽和脂肪酸にはEPAやDHAなど超絶有名なものもあるんです。サバやイワシに代表される青魚に豊富に含まれている栄養素で必須アミノ酸ともいわれております。

では数値にするとどれくらい含まれているのか、ちょっとまとめてみました。

アユに含まれている脂肪酸とコレステロールの数値

飽和脂肪酸:動物性脂肪に多く含まれる脂肪酸。多量の摂取は脳や心臓に負担をかけて、思考力や記憶力の低下、認知症、心臓病のリスクが高まる懸念があるとされている。

一価不飽和脂肪酸:別名モノエン脂肪酸、単価不飽和脂肪酸。動物系、植物系油脂に多く含まれる脂肪酸。具体例(オレイン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸など)

多価不飽和脂肪酸:別名ポリエン脂肪酸。人体や動物の体内で合成できないものが多くある為、必須脂肪酸とされている。具体例(ドコサヘキサエン酸【DHA】、エイコサペタエン酸【EPA】、リノール酸など)

以下の数値は可食部100gあたりの含有量の概算数値でございます。

飽和脂肪酸(g)一価不飽和脂肪酸(g)多価不飽和脂肪酸(g)コレステロール(mg)
天然物・生0.650.610.5483
天然物・焼き0.981.020.86140
天然物内臓・生5.94.243.37200
天然物内臓・焼き3.262.51.37230
養殖物・生2.442.481.4110
養殖物・焼き3.433.781.98170
養殖物内臓・生17.4417.359.95220
養殖物内臓・焼き16.3916.7110.53260

比較対象のため、主要青魚の中でもこれらの数値が高いタイセイヨウサバ(ノルウェーサバ)の数値も記載しておきます。

飽和脂肪酸(g)一価不飽和脂肪酸(g)多価不飽和脂肪酸(g)コレステロール(mg)
4.3110.296.7668
水煮4.5510.567.3878
焼き4.5910.787.4280
塩サバ3.936.514.4159
開き6.8910.017.4265
しめさば5.928.567.0565
水煮(缶詰)2.423.473.0384
味噌煮(缶詰)3.474.413.8870
味付(缶詰)3.353.873.5395

いかがでしょう。タイセイヨウサバと比較しても、結構引けを取らないと申しますか、特にアユの養殖物の内臓においてはかなり高い数値と言えることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

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もちろん、飽和脂肪酸、そしてコレステロール値ともに高い数値となっております故、摂りすぎには注意が必要ですが、アユを食する場合は捨てずに内臓も一緒に食べたほうが栄養素を効率的に摂取できるといえそうです。

一応注意点としては、数値として生の数値も記載しておりますが、内臓においては寄生虫などの懸念もあります故、食べる際には加熱していただくことを強くお勧めいたします。

最後に

いかがだったでしょう。今回はアユの内臓に含まれる意外な栄養素などをご紹介させていただきました。こちらの記事があなたの楽しい食生活、並びに健康向上のお役に立てれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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