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カラフトシシャモとは?シシャモとどう違うの?をバッチリわかりやすく解説!

こんにちは。えたばりゅです。えたばりゅです。

今回は、カラフトシシャモとはいったいどんな魚なのか。シシャモとはいったいどのような違いがあるのか。をバッチリわかりやすく解説したいと思います。こちらの記事をお読みいただくことによって、両者の違いがバッチリ分かるようになりますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

カラフトシシャモとは?シシャモとどう違うの?をバッチリわかりやすく解説!

シシャモ。美味しいですよね。販売路の大多数を占める、子持ちシシャモも卵のプチプチ感が堪らなく美味しいですが、卵を持っていないオスも魚の味をガッツリ楽しむことができ、こちらもまた捨てがたいところ。そんな朝食から晩酌のお供まで、幅広く活躍してくれる、非常に馴染み深い魚ではあるものの、実は私たちが食べてる子持ちシシャモの大多数は、カラフトシシャモというシシャモとは別の魚なんですね。

カラフトシシャモとシシャモの違い

では、カラフトシシャモとはいったいどんな魚なのか。これは気になるところではあるのですが、カラフトシシャモの形態自体はシシャモとよく似ているのですが、生息している海域はシシャモと比較すると、かなり広範囲に及んでいて、韓国からオホーツク海、ノルウェーまでがその主な生息海域となっているんです。方やシシャモは北海道の太平洋側南西部から東部にかけてのみ生息していて、現在のところ日本領でのみ生息が確認されているので、日本の固有の魚として位置づけられているんです。

こんな広い範囲に生息しているのに、カラフトシシャモ(樺太柳葉魚)ってなんで?って思われたかもしれませんが、この名前には日本で最初にこの魚が発見されたのが、オホーツク海の樺太近海だったことに由来しているんですね。

この他にも

  • シシャモはサケのように、川で産卵後海に降海し、成長後また川に戻るという遡河型回遊魚であるのに対し、カラフトシシャモは遡上はせず、浜辺付近で産卵。
  • カラフトシシャモは背中側が.淡緑色に対し、シシャモは金色が強い泡緑色
  • カラフトシシャモのほうが全体的に細長い
  • 旬の違い(カナダ・カラフト海域のカラフトシシャモは6~7月、ノルウェー海域のカラフトシシャモは2月~3月、シシャモの旬は9~10月にかけて)

などといった違いがあります。

こちらはカラフトシシャモの産卵風景。これは時々メディアでもクローズアップされるので、ご存じかもしれませんね。

この他にも、価格帯にも結構な差があり、カラフトシシャモは安価で手に入りやすいのに対し、シシャモは一尾で100円から200円と、シシャモの大きさからすると、高級魚といっても差し支えない価格という、人間サイドから見た違いもあったりします。

このように、シシャモとカラフトシシャモには割と違いがあったりするのですが、販売時にはカラフトシシャモは結構子持ちシシャモ、もしくは味付けシシャモなどという販売名で販売されていることも事実。こういったこともあり、カラフトシシャモと区別するため、シシャモは本シシャモという販売名で販売されていたりもします。

シシャモが高価な理由

それにしても、カラフトシシャモとシシャモ、価格差という違いで比較するならば、数倍から時に十倍ほどの差が出ていることになります。なぜなんでしょう。魚本来の味の違いもありますが、ただ、どちらも美味しく、ここまで差が開くほど美味しさに差があるかっていうと、少々疑問も出るところ。では何故ゆえにここまで価格の差が出るのかというと、その大きな要因は絶対数の違いと考えることができます。

少し専門的なお話を挟ませていただくと、どちらも体長は成魚でも約20cmほど。なので、食物連鎖の立ち位置としては、どちらかというと下位に属する魚種で、孵化直後にはかなり多くの稚魚が誕生するわけなんですが、カラフトシシャモとシシャモの生息海域の広さの違いは先ほど申し上げた通り。

故に元々いる魚数にかなりの差があり、こういったことが両者の販売価格の差を広げているというわけなんです。加えてシシャモのほうは、河川と海を両方行き来するので、活動環境の変化も大きく、周辺の環境変化の影響を受けやすいところもあり、近年はシシャモの漁獲は減少の一途をたどっているんですね。こういったところも原因の一つとして考えることができそうですね。

最後に

いかがだったでしょう。今回はカラフトシシャモとシシャモの違いってあるの?という疑問についてバッチリわかりやすく解説させていただきました。こちらの記事があなたの楽しい食生活の一助になれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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