こんにちは。えたばりゅです。
今回は、カブ(カブラ)が元となった野菜たちをご紹介しようと思います。超意外な野菜も登場しますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
白菜はカブが元となって誕生した!カブが元となった野菜たち
カブはその実(根)に目が行きがちで、実際葉の部分を切り落として販売されていることもありますが、実は根よりも葉のほうが栄養素に富んでいるということはこちらの記事でもお伝えした通りなんですが、その優れた栄養素から、葉の部分は以前から注目されていて、盛んに品種改良がおこなわれていった結果、カブが元となって様々な野菜が誕生したんですね。
では、さっそくそんなカブが元となったとされる野菜たちをご紹介していきましょう。
カブが元となって誕生した野菜
実は、これ、けっこうあってですね。私たちに非常になじみのある野菜から、けっこう日本ではマイナーな野菜まで様々。具体例を一部例に挙げると、
- 白菜
- 小松菜
- 水菜
- 青梗菜(チンゲンサイ)
- 野沢菜
- 菜の花
- タアサイ
などなど。タアサイは他の漬け菜類と比較すると少しマイナー感はありますが、八百屋さんや大規模食料品量販店などでたまに販売されていますよね。いかがです?結構意外な野菜があるでしょ。しかもこれらの野菜たちは分類系統的には非常に近縁なので、それぞれの交配も可能なんです。白菜がカブが元となっていたとは、本当にびっくりですよね。
でも、意外なのは大根。大根とカブラの根は栄養素的にもよく似ているんですが、実はこの両者は交配はできないとされているんです。こちらもちょっとまた別の意味で意外ですよね。
カブの中でもある!各地自慢のブランドカブラたち
カブはその近縁種も非常に多様なんですが、カブ自体も古来より盛んに栽培されている影響もあり、日本ではかなりのカブの独自ブランドが存在しているんです。その品種の多さに有識者様の間では、日本はカブの第二の原産国ともいわれるほど。
そしてさらに面白いことに西側と東側で東洋型と西洋型にきれいに分かれているのも特徴。もともと大陸から伝わってきたカブラはアジア型とヨーロッパ型があるんですね。では、そんなカブラの独自ブランドの具体例を一部ご紹介していきましょう。
- 大野紅カブ(北海道)
- 札幌紫カブ(北海道)
- 笊石カブ(青森県)
- 温海カブ(山形県)
- 暮坪カブ(岩手県)
- 舘岩カブ(福島県)
- 寄居カブ(新潟県)
- 金町小カブ(東京都)
- 東京長カブ(東京都)
- 開田カブ(長野県)
- 飛騨紅カブ(岐阜県)
- 金沢青カブ(石川県)
- 近江カブ(滋賀県)
- 聖護院カブ(京都府)
- 天王寺カブ(大阪府)
- 飛鳥あかね(奈良県)
- 米子カブ(鳥取県)
- 伊予緋カブ(愛媛県)
- 博多据りカブ(福岡県)
- 長崎赤カブ(長崎県)
などなど。都道府県ごとに1種・・・とまではいきませんが、ざっと挙げただけでも結構な品種があるでしょ。聖護院カブラなどは千枚漬けでも有名ですもんね。また、カブは丸い形状っていうのがイメージされやすいですが、中には笊石カブや暮坪カブなどのように、まるで大根のような形状をした細長いカブも存在するんです。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、意外なカブが元となった野菜たちをご紹介してみました。けっこう・・・なんていうか、あんま似てない仲間が多いなっていうのが、正直なご感想だったのではないでしょうか。何かの機会があれば、ゼヒお話のタネにしていただけると幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。