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二日酔いの味方!シジミの美味しい食べ方とお役立ちシジミトリビア

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、二日酔いの強~い味方として、認識が高いシジミの美味しい食べ方にスポットを当てながら、日本に住むシジミの仲間など、シジミに関するちょっとしたお役立ち雑学もご紹介したいと思います。

こちらの記事をご覧いただくことによって、シジミに対するリスペクト具合がさらに増大すること請け合いですので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

お役立ち!みそ汁以外にもあるシジミの美味しい食べ方とお役立ちシジミトリビア

シジミはハマグリやアサリ、カキなどと並び、私たち日本人にはかなりなじみ深い二枚貝の仲間ですよね。この認識の例にもれず。と申しますか、シジミは古来から食されていたことが分かっており、縄文時代の貝塚からもシジミの殻がたくさん出土していて、中には富山県の蜆ヶ森貝塚や静岡県の蜆塚遺跡のように、出土するもののほとんどがシジミというところもあるほど。

そんなシジミなのですが、日本では在来種として3種の蜆の仲間が生息しているんです。

日本に住む在来のシジミたちとそれぞれの旬

日本に古来から生息するのは、ヤマトシジミ(大和蜆)、マシジミ(真蜆)、セタシジミ(瀬田蜆)の3種で、琵琶湖水系の固有種であるセタシジミ以外は全国随所の湖や河川の汽水域にかけて生息しているんです。

産地としては、島根県の宍道湖の他、青森県、北海道、そして茨城県が有名どころなのではないでしょうか。

流通の多さとしては、ヤマトシジミが一番多く、次いでマシジミ、セタシジミという感じですが、味の点ではセタシジミが一番おいしいという説もあるんです。

ただ、意外と思うかもしれませんが、実は日本のシジミたちは3種共々絶滅が危惧されている絶滅危惧種で、特にマシジミは外来種である、タイワンシジミの台頭、セタシジミは需要の過多などによる種の減少などで、特に危うい状況なんです。

こちらがヤマトシジミ。おなじみの姿ですよね。別名ではニホンシジミやヒメニホンシジミ、サドシジミなど、様々や呼び名があります。また、土用シジミといわれる通り、その旬は夏で、夏の土用の時期に美味しさの絶頂を迎えます。

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続いてこちらがマシジミ。少し茶色がかっているのが特徴でしょうか。こちらも、全国に生息している生態上、ナリヒラシジミ、アワシジミ、オクラシジミなど、様々な別名があります。マシジミは寒シジミといわれる通り、ヤマトシジミとは真逆の冬が旬。

こちらがセタシジミ。ベニシジミという別名もあり、こちらもマシジミ同様、ヤマトシジミと比較すると、茶色い貝殻が特徴的ですよね。セタシジミの旬は春。最高に美味しいとされるセタシジミがその中でも、一番おいしくなるのは春とされているんですね。

そして、こちらが外来種のタイワンシジミ。マシジミと非常によく似ていますよね。本来の生息地はその名前の通り、台湾や中国で、人為的要因で日本に持ち込まれ、各地で生息地を広げております。在来種よりも、適応力、繁殖力に優れ、汚れた水域に強く、そういった場所を比較的好む性質があります。ちなみに英名ではマシジミ、タイワンシジミともに「Asian clam」と同一の名前がついております。

では次にお待ちかね、シジミの美味しい食べ方をご紹介していきましょう。

みそ汁だけにあらず。シジミの美味しい食べ方

「シジミは汁物を好む」という言葉もある通り、シジミといえば、やはり王道の食し方はお吸い物やみそ汁などですよね。そして、その抜群のうま味を活かしたしじみラーメンも、有名産地はじめ、様々な場所で提供されております。塩ベースのダシにシジミのうま味が溶け出したその汁はもう絶品の一言。

魚介系ラーメンのなかでも、人気の高い品目なので、インスタントでも様々なメーカーが提供しておりますね。

このように汁物が特に好まれるシジミですが、このほかにも

シジミの炊き込みご飯や雑炊などのご飯もの

シジミの佃煮(甘露煮)やしぐれ煮などの煮つけ系

かつおだしで味付けしたシジミの和風パスタ

といったシジミ料理のほか、シジミの酒蒸しもこれまた美味しんですよね。

ただ、シジミはご存じのとおり、小型。アサリやハマグリにも増して、殻から身を外すのは手間がかかるので、酒蒸しはアレですが、これらの料理をさらに楽しむには大粒のシジミを購入する。または、むき身になったものを選ぶのがいいかもしれませんね。

そして、その栄養素も非常に優れていて、シジミにはその代名詞ともいえるオルニチンの他カルシウムやナトリウム、カリウム、鉄分などの身ねなる成分、タウリンなどといった栄養素を豊富に含んでおり、しかも低カロリーなので、栄養面や健康面でもかなり私たちを助けてくれる食材と言えるんです。

水質改善に貢献してくれるシジミ

このように食や栄養面で私たちの力になってくれているシジミなんですが、水質改善といった環境面でも、力強い味方となってくれており、カキやアサリなど他の2枚貝と並び、シジミには優れた水質改善能力が備わっていることが分かっているんです。

これは、シジミなどの食性から由来しており、シジミなどの貝類がプランクトンを捕食することによって、その濁りの元となるものを摂取しているのがその要因と考えられております。ただ、こういったことから、毒性の強いプランクトンを摂取することにより、その毒素が体内に蓄積されるいわゆる貝毒が度々発生することもあり、中毒症状を防ぐため、アサリやシジミなどの貝類はその水域ごとに成分調査が行われているんです。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、2日酔いの強い味方、シジミについてその美味しい食べ方をご紹介しつつ、シジミの素晴らしい能力や雑学などをご紹介してみました。それぞれのシジミで旬が違うのも面白いところですよね。こちらの記事があなたの楽しい食生活や更なる健康工場のお役に立てれば幸いです。

ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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