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ブリ御三家とはどんな魚なの?をバッチリわかりやすく解説!

こんにちは。えたばりゅです。

今回はブリ御三家というワードにフォーカスして、これはどういった魚なのか?を分かりやすく解説したいと思います。こちらの記事後ご覧いただくことによってブリ御三家という言葉がどういった魚種を指すのか、バッチリその違いもわかるようになりますので是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

ブリ御三家とはどんな魚なの?をバッチリわかりやすく解説!

ブリといえばもうこちらでご紹介するまでもないくらい超絶有名な魚で、冬の食卓を潤してくれる貴重な魚ですよね。

煮て良し。焼いて良し。生で良し。鍋でももちろん良し。

とまぁ、その料理方法には全く困らない魚でもあるのですが、体長が1mを超える大型魚なのでお魚屋さんなどでは切り身になって販売されていることが多い魚でもあります。現在は養殖業も盛んでその技術の発展により美味しいブリが安定して供給されていたりもします。

そんなブリなんですが、実は同じような種類の魚が2種類いて、これらの魚と合わせてブリ御三家なんて呼ばれ方をしていたりするんです。

では、そんなブリ御三家と呼ばれる魚たちをご紹介していきましょう。

ブリ御三家と呼ばれる魚たち1.ブリ

まず最初はこのネーミングに名前を冠しているブリ。

先ほどご紹介した通り、体長約1m、最大1.5mを超えるほどにまで成長する大型魚でそのフォルムも回遊魚なんだなと一目でわかるような紡錘形をしており、泳ぐスピードも結構速いんです。

冬の旬には極上の脂を纏い、寒ブリと異名が付くほどで特に富山県の氷見で漁獲されるブリは「氷見の寒ブリ」とブランド名が付くほど。

~ブリの美味しい食べ方などを詳しくご紹介した記事はこちら~

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ブリ御三家と呼ばれる魚たち2.カンパチ

では次にカンパチのご紹介に参りたいと思います。カンパチもよくお魚コーナーで見かけるのでカンパチ自体はご存じかもしれませんね。カンパチもブリ同様1m前後に成長するのですが、最大ではブリよりも大きくなることがあり2m近くにまで成長することがあります。

その旬はブリとは真逆の季節ともいえる初夏から夏にかけてなんですが、ブリが旬とそうでない時期は脂のノリや味に比較的差が出る一方カンパチは旬を外れていてもあまり味が変化することはなく、比較的年中通してその味を楽しむことができます。

体に蓄える脂はブリよりは少ないものの、その引き締まった身と脂の上品な甘さが特徴的で高級魚として数えられ一般的にブリよりも少し高値で獲り火されることが多いですね。

ちなみにカンパチもブリと同じく成長とともに名前が変化する出世魚とされており、その地方によって様々な呼ばれ方をしておりますが関東と関西で呼び名が大別されており

関東:モジャコ→ショッコ→シオゴ→アカハナ→カンパチ

関西:モジャコ→シオ→カンパチ

ってな感じで呼ばれていたりします。また鹿児島県では

ネイゴ→アカバラ

という呼び名と呼ばれているようです。

ブリ御三家と呼ばれる魚たち3.ヒラマサ

では最後にヒラマサのご紹介。ヒラマサはブリ御三家の中では最大に成長し、平均的な大きさはブリやカンパチとあまり変わらないものの、最大では2.5m、体重は100kgに迫る記録がありこれは御三家にとどまらず、アジの仲間の中でも最大として知られております。

その旬はカンパチと同じく夏場とされており、ブリやカンパチ同様養殖もおこなわれていますが、その範囲は御三家の中では少なく、ブリやカンパチのように養殖があることはあまり知られておりませんね。ただ、その味は美味でブリと比較して少し脂は少なく、引き締まった身が特徴。漁獲も比較的少ないことから高級魚として扱われております。

ブリとヒラマサの違い

カンパチと比較してよりそのフォルムがブリと似ているのもヒラマサの特徴ですが、その違いとしてはブリと同じく紡錘形ではあるものの、ヒラマサのほうがより細長い体形をしており、体の側面によく目立つブリよりもくっきりとした太い黄色い線がある点が分かりやすい違いと言えますね。

ちなみに冒頭の御三家の画像は左からブリ、カンパチ、ヒラマサと続いております。

ブリ御三家の美味しい食べ方

御三家とくくられていることでご想像がしやすいかと思いますが、その美味しい食べ方もよく似ていて、御三家共々ブリのように多くのお料理レパートリーにも対応できるまさに万能魚という感じで

お刺身はもちろんのこと、しゃぶしゃぶなどのお鍋にしても美味しく食べられるほか

  • お刺身・マリネなどの生系
  • 塩焼き・照り焼き・香草焼き・味噌漬けなどの焼き物系
  • 煮つけ

など様々な料理法でその味を楽しむことができます。ただ、三種共々その差こそありますが脂を比較的多く含む肉質を持っているので、フライや天ぷらなど更に油をオンする料理法よりは上記の食べ方が好まれている傾向はありますね。

ブリ御三家はそれぞれでの交配も可能

これは余談なのですが、同属ということもありブリとヒラマサ、そしてカンパチは異種間の交配も可能で天然ものでも時折交配種が見つかっているんです。このようなことから養殖でもブリとヒラマサを交配させた「ブリヒラ」、カンパチとヒラマサを交配させた「カンヒラ」と呼ばれる交配種も存在し、研究が進められているようですね。

最後に

いかがだったでしょう。今回はブリ御三家にスポットを当ててどういった魚たちを指しているのかバッチリわかりやすく解説してみました。御三家と呼ばれる一方旬の違いがあるなど面白い特徴があったのではないでしょうか。機会があればぜひ比べてみていただければと思います。こちらの記事があなたの楽しい食生活の向上の一助になれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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