こんにちは。えたばりゅです。
今回は、日本海の宝石ホタルイカにスポットを当ててそのおいしさやお料理の方法などをご紹介したいと思います。ホタルイカというと、シラスやイカナゴと並び釜揚げされたものが店頭にも多く並び、お酒の肴っていうイメージがあるんですが、実はホタルイカは料理の幅をガッチリ広げてくれるヤツなんです。
ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
酒の肴だけではもったいない!超多彩なホタルイカの様々なお料理法とは
ホタルイカが店頭に並び始めると、お・・・いよいよ春かな。って少し心躍ることもあるのではないでしょうか。漁が本格的に開始される少し前には冷凍の釜揚げホタルイカが並び始め、2月ごろになると、ちらちらと初物が出てきますよね。はじめは小さいものの、3~4月になると大きさも粒選りになり、ミソの濃厚さも一層増し、そのおいしさに拍車がかかってきます。
そんなホタルイカですが、漁場は日本海がそのほとんどを占めていて、主に兵庫県(日本海側)や富山県、福井県、そして鳥取県などでその多くが水揚げされており、漁獲高は現在のところ、兵庫県で一番多く水揚げされているんですね。
ただ、富山県のホタルイカに関してはちょっと別格な部分もございましてですね。
他の漁獲地とは一線を画す超逸品富山産ホタルイカ
漁獲高こそ、兵庫県が多いものの、富山県産のホタルイカは少し他の産地とは違うところがございましてですね。同時期に獲られた他産地のホタルイカよりもそのサイズが一回り大きいんです。4月ごろになると、他産地とは目に見えてその大きさが違いまして、おおよそで申し訳ないんですが、1.5倍ほどの大きさになるんです。
なので、富山産のホタルイカは流通価格も他の産地のホタルイカよりも高値で取引されることが多いんです。
身の美味しさは他の産地のホタルイカと変わらないのですが、やはり大きいだけあり見栄えもいいし、大きい分ミソはやはり他の産地よりも濃厚ですし、結構個人的にはおススメでございます。英名で「firefly squid」の他、「toyama squid」っていう名前があるのもうなずけますよね。
では次にそのレパートリーも超優秀なホタルイカのお料理方法をご紹介していきましょう。
お酒のアテだけにあらず!ホタルイカの超多彩なお料理方法
ホタルイカといえば、やはり冒頭でも申し上げた通り、釜揚げされたものを酢味噌でいただく、お酒の肴的立ち位置っていうイメージが強いですよね。しかしながら、ホタルイカはそれだけに甘んじるようなヤツではなくてですね。様々な分野にその実力を発揮する超優秀なヤツなんです。例えば、スルメイカなどと同じく煮つけても美味しいですし、天ぷらや唐揚げにしてもこれまた絶品。サイズが小さいので天ぷらは玉ねぎなどと一緒にかき揚げにしてもこれまた、これまた絶品。また、ホタルイカを素干し乾燥させたホタルスルメもケンサキスルメやスルメ同様少し炙っていただくと、釜揚げとはまた違った角度からの絶品お酒のお供に早変わりします。とはいえ、素干しは少し手間と技術を要するので、こちらは市販のものを購入するのがいいかもしれませんね。
そして、近年では冷凍技術と輸送技術の飛躍的進歩により、少し前までは敬遠されていたお刺身や沖漬け、マリネなどの生食も人気が出てきております。
生食が敬遠されていた理由については、ホタルイカは小さい分鮮度落ちが早く、他地域に輸送される頃には鮮度が落ちてしまっていたんですね。また生で食べると寄生虫が悪さをすることがあって、少し前まではホタルイカは地元の方でも生食は避けていたんです。ただ、現在は冷凍処理を施すことによってその処理がバッチリ行われているので、安心して食べれるというわけなんです。逆に言えば生食用は冷凍処理が不可欠というようにお国からのお達しがあるので、生食用は冷凍処理工程を踏んだものが販売されているというわけなんです。
あとは、炒め物にしてもバッチリ。味付けはあっさり塩でも少し濃いめに醬油ベースでも、ごま油に中華だしといった中華風にでも、コンソメで洋風にしてもどのような味付けでも柔軟に対応してくれます。ホタルイカの相方には小松菜やホウレン草、玉ねぎなどがいいかな。あとは思いっきり春推しで菜の花と炒めてもバッチリでございます。
いかがでしょう。ホタルイカ、けっこう・・・いや、かなりやるヤツでしょ。
絶品!旬を存分に感じるホタルイカの炊き込みご飯
そして個人的におすすめなのはホタルイカの炊き込みご飯。春を感じる炊き込みご飯といえば、アサリやハマグリといった春が旬の貝を用いた炊き込みご飯や山菜系の滝君ご飯が美味しいですよね。そして今回ぜひともそのラインナップに加えていただきたいのが、ホタルイカの炊き込みご飯。
用意するものは釜揚げホタルイカに市販の炊き込みご飯の素、後は仕上げの彩りに三つ葉か青ネギ。ホタルイカはお刺身用のものでももちろんいいのですが、こちらは釜揚げよりも少々お値段がお高めで、下茹でなど少し手間もありますので、釜揚げのほうが手間の面も省けますし、お財布にも優しいのでおススメです。
炊き込みご飯の素はなんでも大丈夫ですが、今回はホタルイカが主役なのでホタテや鶏など他の主役が入っている素はご遠慮いただき、野菜のみの、魚介ベースのダシのものを選ぶといいかなと思います。
後は洗った米に炊き込みご飯の素を入れ、ホタルイカを投入して炊き上げればオッケー。そして仕上げにパラパラっと三つ葉の刻んだものか刻みネギをかければお手軽に旬をバシバシ感じるホタルイカの炊き込みご飯の完成でございます。
是非お手軽に春を感じていただければと思います。
ホタルイカの炊き込みご飯を作るときの一手間
ホタルイカはそのまま投入してもいいのですが、もし少し手間をかけるのであれば目玉は取った状態にして入れることをおススメいたします。目玉は固くて、食べるときどうしても口に残ってしまうんですね。食べながら取ってももちろん問題ないのですが、食べるときできる限りストレスフリーに食を楽しみたいということであれば、事前に目玉は取っておくようにしましょう。
最後に
いかがだったでしょう。今回は春の風物詩にして、日本海の宝石。ホタルイカの多様な優れた料理方法についてご紹介させていただきました。こちらの記事があなたの楽しい食生活のお役に立てれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。