こんにちは。えたばりゅです。
今回は、春を告げる、春告魚なる魚たちをご紹介したいと思います。美味しさ爛漫、どんな春を飾る魚が登場するのか。。。。ではでは今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
美味しさ爛漫!春を告げる春告げ魚と呼ばれる魚たち
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いや~・・・寒いですねw
こちらの記事を記載させていただいているのが、立春を過ぎたあたりなんですが、めちゃくちゃ寒い。何なら一月より寒い気もしてしまいます。そこでちょっとでも春を感じていただこうかと、今回は春を感じる春告げ魚と呼ばれる魚たちをご紹介しようと思ったわけでして。全国には様々な春を告げる魚たちがいるんですね。どんな美味しい魚が登場するのか。ではでは早速ご紹介していきましょう。
春爛漫美味しさ爛漫!春を告げる春告げ魚1.ニシン
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ではまず元祖春告げ魚といっても過言ではない魚、ニシンから参りたいと思います。ニシンは寒冷海域を好む青魚で、日本では日本海側では富山県、太平洋側では千葉県までが生息地とされているんですが、ニシンのイメージとしては北海道というのが強いのではないでしょうか。産卵期は春で、水深の浅いエリアに産卵するため、春を迎えるころにはニシンの群れが大挙して海岸付近に来ることも多く、このような光景からニシンは春を告げる魚、春告げ魚と呼ばれるようになりました。
ただ、現在では日本でのニシンの漁獲量は減少してしまい、北欧などからの輸入が主流になってきております。余談ですが、実はイワシもこのニシンの仲間に入るんですね。
ニシンの美味しい食べ方
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ニシンといえば、僭越ながら私はやはり身欠きニシンを戻して煮た身をそばに乗せるニシン蕎麦が好きでニシン料理といえば、ぱっと出てくるのはこれなんですが、芳醇な程よい脂をその身にまとっているため、ニシン蕎麦意外にもニシンを使った美味しい料理はいっぱいあるんですね。その一例をご紹介すると、
- 塩焼き
- 煮つけ
- フライ・天ぷら
- マリネ
- 酢締め
- お刺身・お寿司
などがあります。そしてニシンといえばその卵を使った加工食材、数の子は日本人としては忘れてはならない存在と言えます。またまた余談で申し訳ないのですが、ニシンを使った料理で世界で有名なものもありましてですね。その一つがスウェーデンのシュールストレミング。こちらが何で有名かというと、そのかぐわしい香り。こちらニシンの身を発酵させる缶詰なんですが、この臭いが強烈で、一説では世界一臭い料理ともいわれております。
春爛漫美味しさ爛漫!春を告げる春告げ魚2.メバル
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次にご紹介するのはメバル。メバルは北海道から九州にかけての沿岸部に広く住んでいるので、私たちにも非常に馴染み深い魚ですよね。防波堤やテトラ、磯などでもよく釣れるので、釣り人にとってもなじみ深い存在ではないでしょうか。メバルもニシンと同じくその旬は春。春の食材の代表格である、竹の子の煮合わせもよいことから、タケノコメバルと言われるメバルの仲間もいるほど。
現在では日本での漁獲が少なくなってしまったニシンに代わり、メバルが春を告げる春告げ魚と呼ばれるようになってきております。
メバルの美味しい食べ方
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メバルはニシンほど脂の含有率は多くありませんが、ホロホロと身解けがよく、淡白な味わいが特徴。消化も良いことから胃にやさしい魚としても知られております。メバルといえば、やはり先ほどもチラッと触れさせていただいた、煮つけが定番料理ですが、このほかにも
- 塩焼き
- 唐揚げ
- メバル酒
- みそ汁・お吸い物
など、様々な料理に適応してくれる頼もしい存在でもあります、また、鮮度の良いメバルはお刺身にしても非常に美味しく、魚体が大きくないので、一匹から取れるお刺身の量もあまり多くないことも拍車になり、メバルのお刺身は高級料理の一つとしても数えられております。
春爛漫美味しさ爛漫!春を告げる春告げ魚3.イカナゴ
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イカナゴは全国的というわけではありませんが、瀬戸内海域エリア、中でも兵庫エリアでは春を告げる春告げ魚として有名です。このイメージを強くしているのは、やはりイカナゴの若魚を甘辛く炊き込んで作るイカナゴのくぎ煮。
2月の終わりから3月ごろの初旬・中旬にかけて、イカナゴ漁が盛んに行われ、お魚屋さんにイカナゴが到着するのを待つため、この頃にはスーパーやお魚屋さんにイカナゴを待つ長蛇の列ができ、この頃ではイカナゴを炊く甘辛いとても食欲をそそる香りが各ご家庭から漂ってのもある意味春の風物詩でした。イカナゴシーズンが終わるころには、その完全燃焼から、「イカナゴ疲れ」なる言葉が飛び交うほど。
ただ、近年は乱獲などの影響でイカナゴの漁獲量が極端に減少。不漁や資源保護の観点から、その漁がほとんど行われない年も多くなっており、この影響からその価格も高騰。また、くぎ煮を作る醤油などの調味料の消費量も結構な量になりましてですね。加えて、イカナゴのくぎ煮は作るのにある程度の経験と慣れも必要なこともあり、現在いかなごのくぎ煮づくりは減少しつつあります。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、美味しさ爛漫、春を告げる春告げ魚として知られる魚たちをご紹介させていただきました。この他にも、春を告げる。とまではいきませんが、春に美味しさの絶頂を迎えるため、春のころには特別な呼ばれ方をされる魚もおりまして、「桜ダイ」や「花見カレイ」などがその一例ですね。
ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。