夏が旬の食材 お役立ち食材雑学

国産かぼちゃと日本カボチャの違いをバッチリ分かりやすく解説!

こんにちは。えたばりゅです。

今回は国産かぼちゃと日本カボチャの違いについてわかりやすく解説したいと思います。字面からして大した違いはないように思いますが、果たして果たして・・・。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

国産かぼちゃと日本カボチャの違いとは!?実は同じようで決定的な違いがあった

カボチャ・・・野菜でありながらも、スイーツ界にまで殴り込みを仕掛け、今や和食系、洋食系はもちろんのこと、パン屋さんからケーキ屋さんに至るまで非常に幅広い業界でスター選手的存在となっておりますよね。

現在は年中通して、日本の食卓を賑わせてくれているカボチャですが、本来の旬は夏であるのはあまり知られていない事実。というのも、日本でカボチャが本領を発揮するのは、どちらかといえば冬で、煮炊きもの料理やシチューなどが食べたくなる冬で、冬にはユズとともに日本の食卓を独占する冬至というイベントもありますもんね。

では、このころのカボチャはどのようにして流通しているのか、気になるところではないでしょうか。実は冬の時期のカボチャはほとんどが輸入で賄われていたりするんです。主な輸入先はメキシコやトンガ、あとはニュージーランドなどが有名なのではないでしょうか。これらの国々は日本が冬を迎えるころに夏を迎える南半球に位置していて、品種によって違いはあるものの、この頃が収穫の真っただ中となるんです。

なので日本に消費の最盛期を迎える冬にはこれらの国々からの輸入に頼っているというわけなんです。

そして現在日本で主に流通しているのは流通量の多い順に

  • セイヨウカボチャ
  • 二ホンカボチャ
  • ペポカボチャ

となっております。あまり聞かないように思える品種、ペポカボチャですが、こちらはこちらでかなり有名なカボチャなんです。ハロウィンカボチャといえば、ゆうめいですよね。あの朱色と申しますか、赤土色のあのカボチャはペポカボチャの品種の一つなんですね。ハロウィンで使用されるカボチャということで、ご想像の通り、この品種は観賞用として育てられることが多いんです。

あとは、食べることが目的で流通してるものはニッチなところではそうめん南瓜。あのカボチャもペポカボチャの一つなんです。

国産かぼちゃと二ホンカボチャの違い

じゃ、あとは西洋、つまり外国産のカボチャと国産の日本のカボチャに分かれるのね。

と思ってしまいがちなんですが、実はそうではなくてですね。

セイヨウカボチャ、二ホンカボチャというにはそれぞれにつけられた、品種名のことで、セイヨウカボチャにも二ホンカボチャにも国産と輸入品があって、逆にセイヨウカボチャも二ホンカボチャにも国産品があるんです。

なので、国産かぼちゃといえば、セイヨウカボチャや二ホンカボチャ、そしてペポカボチャという品種のうち、国内で栽培されたものというわけなんです。ちなみにどの品種も原産国は海外で、セイヨウカボチャは南アメリカ、二ホンカボチャは中央アメリカから南アメリカにかけて、ペポカボチャは北アメリカから中央アメリカにかけてという説が有力のようですね。

セイヨウカボチャの代表的な品種は

  • えびすなんきん
  • 宿儺(すくな)
  • 坊ちゃん南瓜
  • くり坊

など。二ホンカボチャの代表的な品種は

  • 日向
  • 小菊
  • 鹿ケ谷かぼちゃ

などといったところでしょうか。

そして、二ホンカボチャはかのコロンブスが新大陸を発見した際、ヨーロッパに持ち帰り、ヨーロッパから東洋へと広まり、16世紀ごろに九州にへと伝わったのが最初とされているんです。故に二ホンカボチャは東洋種ともいわれ、それと対を成すようにセイヨウカボチャとペポカボチャは西洋種と言われることもあるんです。

こういったこともあり、二ホンカボチャのほうが国内に伝わったのは早く、セイヨウカボチャは19世紀ごろに北海道に上陸したのが最初と言われております。このように伝来時期に差があることなどから、二ホンカボチャのほうが早く日本各地へと伝わり、二ホンカボチャは現在様々なご当地ブランドが誕生しております。

最後に

いかがだったでしょう。今回は二ホンカボチャと国産かぼちゃの違いについてわかりやすく解説してみました。なんというか、ネーミングって本当に奥深いものですよね。ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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