夏が旬の食材

アラまで超美味!夏の高級魚スズキを真に味わう絶品料理とは!?

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、夏の高級魚、スズキにスポットを当てて触れていこうと思います。その美味しい食べ方やスズキに含まれる栄養成分をさらに享受する食べ方などもご紹介しておりますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

アラも捨てるべからず!夏の高級魚スズキの超絶絶品料理とは

スズキは成長すれば1mを超えることもある大型魚で、北海道から九州近海まで幅広く生息していて、沿岸海域に多くいることや、体が大きく力も強いので、釣りの対象魚としても人気がある魚ですね。そして、スズキはちょっと面白いトリビアを備えた魚でもあるんです。

スズキトリビア1. 魚界でもきっての順応性

スズキといえば、ブリと同じく出世魚としても知られていますが、かなり順応性に富んだ習性をもっているんですね。というのも、スズキは英名の「sea bass」のとおり、海水魚の位置づけなんですが、汽水域はもちろん、河川でもかなり上流域まで遡上できることが分かっていて、純淡水域でもその姿が確認されていたりしていて、かなりの上流域でスズキの漁が行われるほどなんですね。また、スズキはかなり低い水温でも活発に活動できることが知られていて、またその逆もしかり、その活動水域は約3℃ほどの極寒水温から30℃といった、熱帯海域もびっくりの水温でも生息が可能なんです。

スズキトリビア2.系統的にブラックバスとはそんなに近くない

スズキはそのフォルムがよく似ていたり、英名もあって、ブラックバスとかなり近縁なイメージがあるのではないでしょうか。どちらも肉食魚でその習性も結構勇猛なことで知られていますしね。そして、どちらもかなりその順応性が高いとなると、やはりかなり近い種っていう感じがしてしまいます。

しかしながら、スズキとブラックバスは同じスズキ目に分類はされているものの、そんなに近い感じではなくて、

スズキはスズキ目スズキ科、ブラックバスはスズキ目サンフィッシュ科という分類に属しており、荒っぽい表現をすればワンコとニャンコほどの違いがあるんです。

結構意外でしょ。

スズキの洗い シンプルであるが故その真骨頂が難しい絶品贅沢料理

そんなスズキなんですが、その勇猛な性格とは裏腹にと申しますか、その味は非常に淡白でクセのない味わいで、その身も透き通るような白身ということもあり、高級魚として扱われることが多いんです。

特に旬の夏を迎えるスズキの洗いはもう絶品の一言で、見た目も涼やかで暑い夏を彩るスズキ料理を代表するようなスペシャルメニューなんですね。

洗いの作り方は皮を引いて薄くそぎ切りにしたスズキの身を氷水で締め、水気をふき取って盛り付けるといった非常にシンプルなものなんですが、シンプルであるが故、その素材がかなりモノをいう料理法なんです。

というのも、スズキはタイと同じくその生息場所によってかなり味の差が出る魚でもあり、ヘドロを多く含んだ海域で獲られたものはその身に臭いが移り易く泥臭くなってしまうため、その獲れた場所も厳選する必要があるんです。

また、洗いは氷水で締めるという行程があるため、その身に水分を含みやすく、食感が柔らかくなってしまいがちなんですね。なので、コリコリの食感を存分に味わうためには、獲れたてを活き締めしたもの、そぎ切りにしたとき、その身が縮むくらいの抜群の鮮度が要求されるんです。

このように、その味の真骨頂を味わうためには、結構条件が厳しいため、スズキ料理の最高峰は「洗い」だっていわれるほどなんです。

ほかにも超多彩!スズキを味わう絶品料理

もちろん、スズキは洗いだけが美味しいわけじゃなくて、その他にもスズキを味わう料理はたくさんあるんです。

洗いではなくとも、通常のお刺身や薄造りでももちろん美味しいですし、塩焼きやホイル焼き、煮つけ、フライ、ソテー、ムニエルといった感じに、焼き物系、煮物系、揚げ物系と様々な料理に幅広く対応してくれるのも嬉しいところ。

栄養相性も抜群!スズキの塩焼き、スズキのフライにはレモン

よくフライや塩焼きには味わいにさっぱり感が出るのでレモン汁を振りかけたりしますが、スズキの塩焼きやフライには、ことこのレモンとの相性がよくてですね。スズキに含まれる鉄分の吸収をレモンに含まれるビタミンCが飛躍的によくしてくれるんです。

捨てるのはもったいない!スズキはアラが美味しい!

そして、その身はもちろんなんですが、美味しいのがスズキのアラ。頭は兜焼き、頭部を含むアラの部分はアラ煮やうしお汁やみそ汁などお吸い物系にすると絶品の味わい。特に目の下の肉、ホホ肉といわれる部分は少量ながらもそのうま味が凝縮された部分。DHAなどの良質な脂質も含まれているため、是非とも味わっていただきたいところなんです。

スズキなどの大型魚で考える環境保全の大切さ

先ほどスズキの洗いをご紹介したくだりで、ヘドロのことについてちらりと触れましたが、最近では環境保全の意識が社会化してきていることに加え、水質浄化技術もかなり向上してきているので、海の水もかなりきれいになってきまししたよね。ただ、世界的に見れば残念ながら、まだ工場排水などが海に流され続けている現状もあるんですね。

スズキもブリやマグロなどの魚と同じく大型魚で肉食魚という特性上、人間の出す産業廃棄物などの影響をもろに受けやすい魚類で、水銀などの重金属が体に蓄積しやすい性質もあるんです。

少し前には、水俣病など工業廃水が起因となる公害病が流行してしまったこともあります。

また、日本も以前よりはかなり少なくなったとはいえ、全くこういったことがなくなったということはありません。自然を汚したり破壊したりすると必ずしっぺ返しが来るというのも、また当然の理。

しかしながら、人間も当然ながら動物の一種類。栄養を摂取しなければ生きていけないというのも事実。その栄養を健康的に摂取させていただくためにも、私たちはこれからもしっかり自然を大切にしていかねばですよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、夏が旬の高級魚、スズキにスポットを当ててその美味しい食べ方や相性のいい食べ合わせなどにも触れてみました。こちらの記事があなたの楽しい食生活と更なる健康工場のお役に立てれば幸いです。

ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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