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脂ノリノリ!隠れた実力者ギンダラが美味しすぎる!その美味しさのヒミツとは?

こんにちは。えたばりゅです。今回は、ギンダラという魚をご紹介しようと思います。あまり聞いたことがなく、そんなに認知度はない魚ではありますが、こちらの記事をお読みいただくことによって、今すぐお魚屋さんにGoしてしまうこと請け合いですので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

隠れた実力者ギンダラ 脂ノリまくりのその味わいのヒミツとは

ギンダラ。この名前を聞いてもピンとこないというか、あまり聞いたことがないような魚ですよね。ブリやタイ、サバやアジ、シャケなど、のお馴染みの顔というわけでもなく、クエやフグなど、そんなに売り場に並ぶことは少なくても、その美味しさで名が轟いている高級魚たちに名を連ねているわけでもなく、やはりマイナーなお魚であまり認知されていない印象なのではないでしょうか。

しかしながら、このギンダラ。実はクエやキンキなど脂のノリで定評のある高級魚たちに勝るとも劣らないような実力者なんです。

ギンダラのその身は上品な脂を纏った淡白な味わいの白身魚

そうなんです。ギンダラはその知名度こそ、あまりありませんが、その身はクセのない淡白な味わいの白身魚で脂肪含有率も2割近くになることもあり、魚の美味しさの判定に脂のノリが重要視される現代社会においても、十分他の実力者と渡り合えるような美味しさを持っているんですね。その容姿はその名の通り、タラに似ていますが、タラの仲間ではなくて、どちらかというと、アイナメ(アブラメ)に近い魚と言えます。ちなみに、北の地域ではそのおいしさは結構知れ渡っております。

ギンダラの美味しい食べ方

先ほど申し上げた通り、ギンダラはクセのない淡白な味わいですので、そのお料理の幅は広く、どのようなお料理にも対応してくれる嬉しい魚で、魚の味わいをダイレクトに味わう塩焼きはもちろん、煮つけ、お鍋、天ぷらなどの日本の食卓の代表的料理はもちろんのこと、みそ漬け、粕漬などの漬けこみ焼き系とも相性バッチリ。その他にも

  • ムニエル
  • 香草焼き
  • フライ
  • クリーム煮
  • アヒージョ

などの洋風料理でも抜群の美味しさを発揮してくれます。ただ、鮮度落ちは早い部類の魚種なので、お刺身などの生食系ではあまり食べられることはありません。

ギンダラの脂のノリのヒミツ

ギンダラの脂肪含有率が高い理由については、様々な理由があるものの、その住んでいる場所も理由の一つと考えることができます。ギンダラは北太平洋の300m以上の深海域を好んで生活の場としており、北の海域ほど、その生息密度も高くなっていきます。このような場所はご想像の通り、かなり水温も低い場所なんですね。水温の低い場所に住んでいる魚たちは脂肪含有率が高いことが多く、ギンダラもその一角というわけなんです。そして、ギンダラは1mを超えることもある比較的大きな魚で、成長とともに脂肪含有率が高くなっていく傾向があり、2kgを超えてくるあたりから、脂のノリも加速度が増していきます。

また、旬を外れると脂肪含有率が下がるということもあまりなく、比較的通年を通してその味を楽しめるのも美味しさの氷見と言えそうです。

最後に

いかがだったでしょう。今回はギンダラという隠れた実利力者にスポットを当てて、その美味しさの秘密に迫ってみました。ぜひお魚屋さんで見つけた際には一度そのお味を堪能していただければと思います。

こちらの記事があなたの楽しい食生活の一助になれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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