こんにちは。えたばりゅです。
今回は日本が誇る三大珍味という食材をご紹介したいと思います。その名前の通り、かなり変わった具材を使用したものもあり、食べ物の奥深さに感嘆すること請け合いですので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
超変わり種食材も！日本が誇る三大珍味とは！？
そのカテゴリに属するもので、特に突出したものを三大○○や○○三強、または○○に大巨頭、○○四天王、五大○○などと呼ばれることもありますが、もちろん食材のカテゴリにもあってですね。特にちょっと変わった味が楽しめるもの、すなわち珍味と呼ばれる食材に日本三大珍味と呼ばれる食材があるんです。
日本では各地で独自に加工した美味しい珍味が多数存在するなれど、そのような猛者、強者の中でもかなり奥深い味わいを楽しめる珍味が３つほどあるんです。しかもご飯だけではなく、お酒もついつい進みすぎてしまうというちょっと罪深いヤツでもあるんですね。
ではでは、早速そんな罪深い日本三大珍味をご紹介していきましょう。
日本三大珍味１．カラスミ
では、まずカラスミという珍味からご紹介していきましょう。カラスミは魚卵を加工した珍味で、主にボラの卵巣を用いて生成されるものですが、地域によってはサバやサワラなどの他の魚の卵巣を使って生成されることもあるんです。
その生成方法は魚の卵巣を血抜きしながら水で付けた後、塩漬けと感想を繰り返すという中々に手間と時間がかかる方法で、数ある珍味の中でも高級珍味として扱われておりますね。
こういった製法で作られたカラスミは魚卵特有のまったりとした味わいに加え、塩漬けによる熟成を重ねることで粘り気も増し、チーズのような食感に変貌します。
そのままスライスして、大根などと一緒に食したり、おろし金などで細かくしたものをご飯やバスタに振りかけて食べたり、お茶漬けのお供として使用されたりと、様々な場面で活躍してくれます。まことに僭越ながら私個人でちょっとおススメなのは粒状のかつおだしと油で炒めたパスタの上にスライスしたカマンベールチーズを数枚のっけて、その上に刻んだ大葉を乗せ、これの上にカラスミをおろし金でゴシゴシすりおろして振りかけるという食べ方。
塩分過多注意報ながらも、結構罪深い味わいでございます。
ちなみにこのカラスミ、日本三大珍味の一角として数えられていますが、日本特有のものではなくて、結構世界的に親しまれている食材なんです。
日本三大珍味２．塩ウニ
次にご紹介するのは、そのまったりとした味わいが珍重され、日本では高級食材の一角として名を連ねるウニを使った珍味で、塩ウニやウニの塩辛などとも呼ばれており、その名の通りウニの精巣・卵巣を塩漬けしたものでございます。
発祥は越前の国、福井県であるとされていて、鮮度落ちしやすいウニを長く美味しく食べれるよう塩蔵加工したものが始まりという説もあります。
ご飯の上に乗っけってももちろんオッケーですし、そのままお酒のお供として食べてもこれまた罪深いヤツ。
こちらも、吞兵衛の方々には超珍重されている食材でございますね。
日本三大珍味３．このわた
最後にこのわたという珍味のご紹介で締めくくりたいと思います。
「このわた」というワードはあまりなじみがないかもしれませんが、このわたはナマコのとある部分を使った珍味なんです。
そのとある部分というのは、ナマコの腸管。
「わた」というワードがあるので、もしかしたらおおよそご想像がついたかもしれませんね。
これがまた手間のかかるものでございまして、というのもナマコはその生態から海底に生息していて、こういったことから泥や砂を吸い込んでいて、それが腸管に入っていることがほとんどなんですね。
なので、数日間泥を吐かせたのち、腸管を取り出しそして残った泥砂を丁寧に取り除く必要があるんです。
腸管という繊細な部分ですので、砂を取り出す際に敗れたりちぎれてしまうことも多く、結構神経と精神を使う作業でもあるんですね。そしてきれいに砂が取り除かれたナマコの腸管を塩漬けにしたり三杯酢などにつけたりしてこのわたが完成という感じです。
こちらはお料理の食材としてではなく、お酒のお供として提供されることが多いですね。
このわたの歴史は結構古く、平安時代からすでに食べられていたことが記録で分かっているんです。ナマコは私もあのコリコリした食感がとても好きなのですが、いつもナマコを食べながら思うことがありまして、このナマコを最初に食してそれが美味しいと発見した先人は本当にすごいなと。
最後に
いかがだったでしょう。今回は日本が誇る日本三大珍味と呼ばれる食材をご紹介させていただきました。さすがどの珍味も周りを海で囲まれた日本ならではと言いますか、３つとも海産物に由来しているのがなんと言ってもの特徴ですよね。
・・・こちらは余談で申し訳ないのですが、この日本三大珍味なるものを提唱した方は相当な食通であり、それと同時に呑兵衛強者であられたのだろうなとやっぱり思わずにはいられないですよね。
ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。