こんにちは。えたばりゅです。
今回は、私たちには超絶なじみ深い、大衆魚の最右翼といっても過言ではない、マイワシについて、その鮮度の良さを見分ける超簡単なコツなどをご紹介したいと思います。こちらの記事をお読みいただくことによって、さらにおいしい脂ノリノリマイワシに出会えること請け合いですので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
マイワシの鮮度はここを見れば一発!鮮度バツグン脂ノリノリイワシに出会う超簡単な見分け方
マイワシは餌となるプランクトンの状態で、漁獲量が減って高級魚扱いになることはあるものの、基本的には栄養素にも優れ尚且つ、お財布にも優しくて、しかも脂ノリノリの私たちの強い味方ですよね。そしてイワシといえば小さい魚っていうイメージがありますが、成長しきれば全長30cmに達することもあって、そのイメージとは裏腹に割と大きくなったりするんです。
またその印象はあまりないですが、ブリなどと同じく、成長とともに呼び名が変わっていく出世魚でもあるんですね。
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このように、ちょっと意外な側面を持つマイワシですが、私たちがよく知るイワシの仲間の中では脂肪含有率も高いので、様々な料理のレシピで美味しく食べられております。
マイワシの美味しい食べ方いろいろ
マイワシの美味しい食べ方・・・といっても、まぁ、こちらは本当にご紹介するまでもなく、豊富な料理方法を誇っておりますので、私などがご紹介しなくても、ご存じであるとは思うのですが、一部その例をご紹介させていただくと、
- お刺身・握りずし・マリネ・酢締め(きずし)などの生食ベース
- 王道の塩焼き
- フライや天ぷらなどの揚げ物
- 蒲焼や照り焼きなどの漬け焼き系
- これまた王道の煮つけ
などの他、稚魚は干物にして、ちりめんじゃこにしたり、成長したものは目刺しや一夜干しにしたりなど、干物系としても美味しく食べることができます。ただ、干物に向くウルメイワシやカタクチイワシとは違い前述した通り、脂肪分が多いので、成長したマイワシの干物系は、劣化のことを考えると一夜干しのほうが用途は高いかもしれませんね。ちなみに稚魚のちりめんじゃこは水分を飛ばし切ったものを上乾、水分を多く残した一夜干しに近いものを太白、その中間を中乾といった感じに分けて販売されることが多いです。
このあたりは、もうご飯のお供としても最高の逸品で、マジ炭水化物食べすぎ注意報案件ですが、それぞれの特徴があり、太白に近いものほど、柔らかくて食べやすい反面、日持ちがしない。上乾にいくほど、食感が硬くなる半面、長期保存が可能という感じですね。
ただ、長期保存といっても、シラスからカエリといった大きくても1cmほどの稚魚や幼魚を加工するので、内臓処理を施して干すっていうわけにもいかず、常温で数か月というわけにはもちろんいかなくて、上乾でも冷蔵庫で保管して長くても約1か月ほどの間までに食べきるのがいいかなと思います。それ以上になりそうなのであれば、予めラップに包んで、食べる量に応じて小分けして冷凍保存しておくとさらに日持ちも可能ですね。
このほか、缶詰加工されたり、練り物加工されたものもよく販売されておりますよね。
鮮度によって違う!魚のおすすめ料理法
今回は魚の中でも、鮮度劣化が早いイワシにフォーカスしておりますので、その鮮度によっておススメの料理法もご紹介しようと思います。
獲れたてピチピチ→日数が経過したもの
という感じで時系列を置くと、ザックリ寒で申し訳ないのですが、
お刺身・にぎり→酢締め→塩焼き・揚げ物系→タレ焼き系・煮物系
という感じになります。これには理由があって、料理法が右の方へ向かうにつれ、使う調味料が増えていっているのはもうお気づきのとおり。イワシに限らず魚類は日数とともにどうしても臭いが出てきてしまうゆえ、日数がある程度たったものは、醤油や砂糖で味付けして煮ると、その臭みも抑えやすいようになるんですね。また、ショウガなど香りの強い野菜とともに煮ると、さらにその臭みを抑えることができます。
故に、魚の味をダイレクトに味わうのであれば、生食系や塩焼きが一番ですが、その反面、その鮮度によって味が左右されやすいというわけなんです。もちろん、煮つけも鮮度がいいものを使うと、さらにおいしくなるのは間違いないところで、食料量販店や専売店の総菜売り場で、煮物や照り焼きが販売されているのは、鮮度が落ちた魚ばかり使っているっていうわけでは決してありませんが。
良ければご参考にしていただけると幸いです。
魚の鮮度を保つコツ
では合わせて、ついでに魚の鮮度を保つコツもご紹介しておきましょう。魚の鮮度落ちを少しでも遅らせるコツは、できるだけ早く内臓を取り除いておくこと。内臓は体の中でも、一番劣化が始まるのが早く、これが残っていると鮮度落ちの進行がどんどん早くなっていってしまいます。なので、購入したらできる限り早く、内臓は除去することをおススメいたします。もし臭いが気になるのであれば、購入先の販売店などでお願いするといいでしょう。
鮮度の良いイワシを見分けるにはここを見れば一発!
では、お待たせしました。鮮度の良いイワシを見分けるにはどこを見ればいいのか、ご紹介しようと思います。それは、イワシの顔の頬(ホホ)のあたり。鮮度の良いイワシはきれいな銀白色をしておりますが、鮮度が劣化していくと、ホホの部分が黄色や赤に変色していくんですね。なので、ホホの部分がこのような色になっていると、鮮度落ちしてしまってる可能性が高いといえます。
こちらが残念ながら鮮度落ちしてしまったイワシ。ご覧のように、目やホホの部分が赤く変色し、おなかの部分が破れかかっているのがお分かりいただけるかと思います。
ただ、頭をカットした状態、いわゆるドレスの状態、そして開きなど、加工処理されたものは頭を見ることができませんよね。こういった場合は、皮面のおなかの部分を見るとその鮮度が見分けやすくて、日数が経っていくにつれ、イワシに含まれる脂肪分が黄色く変色していくんですね。なので、おなかの部分が変色していないものを選んで購入するのがいいかなと思います。
これは、一夜干しや目刺しでも同じことが言えますので、ご参考にしていただけると幸いです。
マイワシの旬について
マイワシは晩春から晩夏のあたり、5月から9月上旬あたりが旬で脂のノリも絶頂を迎え、美味しくなるんですね。なので、生のイワシであれば、この時期に購入すると、そのおいしさをさらに味わうことができます。また、購入の際はスラっとしたものより、腹部を中心にプリッと丸々としたマイワシを選ぶと脂のノリの良いイワシに出会いやすいので、こちらもよければご参考にしていただければと思います。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、鮮度バツグンのマイワシを一発で見分ける超簡単な方法とその美味しい食べ方や旬なども併せてご紹介させていただきました。こちらの記事があなたの楽しい食生活、並びに健康工場のお役に立てれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。