こんにちは。えたばりゅです。
今回は、少し前に彗星のごとく南国より現れ、今やすっかり健康野菜の代表的一角として全国に定着した、沖縄や九州が誇る南国野菜、ゴーヤについて触れていこうと思います。ゴーヤ(にがうり)に含まれる栄養やちょっと変わり種のおいしい食べ方のレシピなんかもお伝えしておりますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
ゴーヤで疲れ知らず!栄養満点南国夏野菜のサッパリ系変わり種レシピをご紹介!
ゴーヤ、ニガウリという名前でも有名で、標準和名のツルレイシからレイシという呼ばれ方もすることもあり、今では全国的にその名前が定着していますが、このように有名になったのは比較的最近の話で、2000年ごろまでは、日本が誇る健康長寿国、沖縄県近隣でひっそりと流通していたんですが、テレビのドラマに関連したものが登場し、ゴーヤという野菜の名前が全国に普及。
そして、前述のとおり、健康ブームから長寿国で知られる沖縄の料理や沖縄産食材が全国に広まるのと同時に、あのゴーヤの名前を関した沖縄料理の代表格、ゴーヤチャンプルーが瞬く間に知れ渡り、メイン食材のゴーヤの健康効果が普及したと考えられています。
ゴーヤの主な産地と旬
ゴーヤの旬は、もうご紹介するまでもないくらい有名ですが、その旬は夏。含まれる栄養素が、食欲増進や疲労感抑制の効果が期待できるものが多く、夏バテ予防、解消にてきめんの夏野菜と言えます。
そんなゴーヤですが、主な産地は沖縄県、宮崎県、鹿児島県、長崎県など、いずれも南方の地域がやはり主な産地となっていますが、意外と収穫量が多いのは群馬県。青果コーナーでも、沖縄や宮崎、鹿児島などの他、群馬県産表記のゴーヤも見受けられるのはこのためなんですね。
良質なゴーヤを選ぶ基準
このように全国でも販売されることが多くなり、料理する機会が増えたゴーヤですが、良質なゴーヤを選別するための基準は、ゴーヤの最大の特徴ともいえる外皮のイボこのイボが取れておらず、見た目がくすんでいないものを選ぶことをお勧めいたします。
ゴーヤに含まれる栄養
ゴーヤに含まれる栄養はビタミンCをはじめとするビタミン類の他、カリウムやマグネシウムといったミネラル分も含まれており、ことビタミンCにおいてはレモンの約2倍の含有量を誇り、また、ビタミンCにおいては熱に弱く、加熱処理をするとその多くが失われてしまう特徴がありますが、ゴーヤに含まれるそれは加熱処理しても壊れにくく、その栄養成分を多く維持できることが分かっています。
またゴーヤの苦味成分である、モモディルシンには肝機能を高め、胃酸の分泌を促し、食欲を増進させる働きがあるので、食欲減退が原因の一つとなる夏バテ予防にも効果が期待できるんです。
ゴーヤのおいしい食べ方
ゴーヤといえば、やはりゴーヤチャンプルーが有名どころで、ゴーヤ料理といえばやはりゴーヤチャンプルーをイメージしますが、このほか、天ぷらやゴーヤを薄くスライスして油で揚げた、ゴーヤチップスなど油を使った料理でも親しまれています。
ゴーヤのちょっと変わり種で、おススメレシピ
ゴーヤは肉や卵などとの相性もいいため、炒め物などに多く使用できたりしますが、生ベースで食べる方法も意外とおいしく食べることができるんです。その一つがゴーヤの三杯酢。
手順は超簡単で
1.ゴーヤを縦に半分に切り、種とワタをスプーンなどで取り除く
2.身の部分を少し薄め(約5mm~1cm程度)に半月切りにする
3.三杯酢を作り容器に入れる
4.3の中に半月切りにしたゴーヤを入れ、約1日寝かす。
以上で、さっぱり食べられるゴーヤの三杯酢の出来上がりです。食べる際に花かつおや鰹節をかけても、これまたさらにおいしく食べられるほか、ゴーヤの苦味が苦手な場合は、半月切りにしたゴーヤを軽く塩で揉んで、水洗いすると苦みを抑えることができます。
ゴーヤの注意点 妊娠中は要注意
このように、含まれる栄養素も豊富で、夏バテ知らず、健康にいいとされるゴーヤですが、流産を誘発する可能性が示唆されていることがあるため、妊娠中や授乳中はゴーヤは避ける方がいいといえそうです。
最後に
いかがだったでしょう。今回は南国が誇る夏野菜、ゴーヤについて含まれる栄養素や、美味しい食べ方、ちょっと変わり種なレシピなどをお伝えさせていただきました。またゴーヤは比較的育てやすく特性も持っているところもあり、育つ際のツルが直射日光を抑え、室内温度の上昇を抑える効果があることから、家庭菜園はもちろん、プランターでの栽培もおこなわれていて、このあたりも親しみやすい野菜と言えそうですね。
ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。