こんにちは。えたばりゅです。
今回は、ホウレンソウやコマツナなど、有名どころの菜物野菜の中でも菊菜(春菊)にスポットを当ててその栄養素などをご紹介したいと思います。菜物野菜の中では何かと敬遠されがちな菊菜なんですが、こちらの記事を読み終えるころには、菊菜の魅力がブーストすること請け合いですので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
敬遠度菜物野菜トップクラス!でも実はその含まれる栄養素は超優れていた!
菊菜、関西以外では春菊と呼ばれている葉物野菜。僭越ながら、私は菊菜のほうになじみがあるため、これ以降菊菜と記述することお許しください。
その名前の通り、キク科に属する野菜の一種で、その原産は地中海と考えられております。その分類系統にたがわず、菊のような黄色い花を咲かせることでも知られておりますが、菊の花は秋に開花するのに対し、菊菜は春に花を咲かせるのが特徴なんですね。原産国であるヨーロッパはじめ多くの国では春菊は食用ではなく、観賞用の植物としてのほうが知名度は高く、最近では日本食のブームなどで徐々に食用としての知名度も上がってきているものの、食用としているのは日本と、中国、そして韓国で食文化として菊菜が馴染み深いのは世界的にみても珍しいようですね。
こちらが菊菜に花。まさに菊っていったところですよね。でも心なしか、春のイメージにもぴったり合う気がしてしまいます。
そんな菊菜ですが、日本に入ってきたのは室町幕府のころ、この頃は原産国のヨーロッパはじめ、中国や朝鮮半島とも貿易が行われていたため、こういったルートで伝来したと考えられております。
苦味があることで何かと敬遠されがちな野菜代表格
菊菜はホウレン草、小松菜、水菜、チンゲン菜などの有名な菜物野菜の中でも、独特の香りと少し苦味があるのが特徴で、そういった特性を持っていることもあってか、おひたしなどでは、ホウレン草や小松菜、炒め物ではチンゲン菜、鍋物では水菜にとってかわられがちなんですよね。
なので、その知名度の割にはあまり食される機会は少ないといえる野菜なんですが、実は先ほど名前を挙げさせていただいた、有名どころの菜物野菜5種の中でも、実はその含まれる栄養素はトップクラスに君臨するんです。
菊菜に含まれる超優秀な栄養素
菊菜には様々な栄養素が含まれておりますが、特に食物繊維、カリウムやカルシウム、そしてビタミンAやベータカロテンなどを豊富に含み、中でも食物繊維とビタミンA、ベータカロテンは5種の菜物野菜の中でもトップに君臨しているんです。カルシウムは小松菜に一日の長があるものの、菊菜に含まれるカルシウムは茹でたりしても失われることはなくて、その含有量のほぼほぼをキープできるんですね。
なので、茹でた後、料理の種類によってはトップの小松菜よりも多くのカルシウムをキープすることができるんです。
~併せて読んでおさえておきたい!有名どころ菜物野菜に含まれる栄養素一覧~
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菊菜(春菊)敬遠されがちな菜物野菜トップクラス でも実は栄養素もピカ一だった!
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含有量トップのカロテンは目の健康に役立ったり、抗酸化作用があるので、動脈硬化やがんの予防にも効果があると考えられており、その独特に香り成分も侮れない効果が期待でき、食欲増進や席を止める効果があると考えられております。
またビタミンAの他にB、Cも豊富に含まれているため、風邪予防にも最適。その優秀さは「食べる風邪薬」と称されるほどなんです。菊菜が旬を迎えるのはウイルスが絶賛活動的になる冬なので、こういった面でも非常にありがたいところですよね。
カロテンをより効果的に摂取できる美味しい料理
カロテンは油やタンパク質と一緒に摂取すると、その体内吸収率が高まる特性があるんですね。なので、炒め物に菊菜を使ったり、鍋物のお供に菊菜を入れるとなお効果的にカロテンを摂取できることが分かっているんです。相性のいい料理を少し具体例を挙げるとすると
- 牛しゃぶ、豚しゃぶ、鯛しゃぶ、ブリしゃぶなどのしゃぶしゃぶ系
- すき焼き
- 天ぷら
などといったところでしょうか。
しゃぶしゃぶやすき焼きは冬に大活躍の料理。ココはそのお供に是非ぜひ菊菜を加えていただき、その効果をバンバン吸収していただければと思います。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、その独特な苦味などから何かと敬遠されがちな、優秀野菜、菊菜にスポットを当ててご紹介させていただきました。食べる風邪薬と呼ばれるほど、優秀な健康効果を秘めていたとはオドロキでしたよね。まさに良薬口に苦しといったところでしょうか。こちらの記事があなたの食生活向上、並びに健康向上のお役に立てれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。