こんにちは。えたばりゅです。
今回は、少しマイナーな青魚、トビウオにスポットを当ててその美味しい食べ方などをご紹介したいと思います。こちらの記事をご覧いただくと、すぐにお魚屋さんにトビウオを買いに走りたくなること請け合いですので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
脂肪分が少ない!そんなトビウオの絶品食べ方2選
トビウオは結構種類がいて、日本で販売されている主なトビウオだけでも、約4~5種類ほどいるのですが、一般的にはあまり差異がないため、スーパーやお魚屋さんなどで販売される際にはほとんどが単にトビウオという名前で販売されていることが多いですね。
日本近海にも広く生息していて、場所によって獲れる種類は多少違うものの、北海道から沖縄まで幅広い海域で漁獲することができます。ただ、瀬戸内海などの内海よりは太平洋や日本海など外海に面した沿岸部の海域に多く生息しております。
イワシやアジ、などのスーパーメジャーどころと比較すると、少しマイナー感はありますが、トビウオも青魚の部類に入るんですね。
ただ、他の良く知られる青魚とは少し違う特性もありましてですね。
トビウオは青魚の中でも脂肪分がかなり少ない
青魚といえば、イワシ、サバ、アジ、ブリ、サワラなどがざっと思い浮かびますが、どの青魚も旬のころには脂ノリノリ、その体にたくさんの脂肪分を蓄えることで知られておりますが、トビウオはこれらの青魚と比較しても脂肪分が少ない青魚で、旬を迎える夏に塩焼きをしても、青魚特有の、滴り落ちる脂ってのはほとんどみられることがありません。
これはおそらく、トビウオの特性から由来していると思われ、トビウオはその名前の通り、大きな胸鰭を翼のように使い、海面を滑空する魚。その飛ぶスピードは時に時速70km/hに達することもあるんですね。飛ぶ理由は他の海洋生物に襲われたとき、それから逃げるためなんですが、体に脂肪分がたくさんあると、やっぱり長い距離を飛ぶことはできず、簡単に捕食動物につかまってしまいますよね。
なので、トビウオはアスリートのごとく、極限までその体をブラッシュアップさせていると考えられております。
この特性を生かして、トビウオの漁獲が盛んな産地を中心にトビウオを材料にしてかつおのようにダシや鰹節ならぬ、トビ節が作られているんです。「あごだし」って耳にしたことがあるのではないでしょうか。実はあれはトビウオを使っただしで、「あご」というのはトビウオの地方名なんです。
あとは、とびっこと呼ばれる、トビウオの卵が珍味としてよく利用されたりしています。
では、トビウオはこういった加工物向きで食べるとあんまり美味しくないのか。
イエイエ、決してそんなことはなく、トビウオは脂肪分が少ないながらもクセのない味わいで、漁獲地を中心に非常に親しまれている魚でもあるんです。
脂肪分が少ないトビウオの特性を生かした美味しい食べ方1.お刺身、お寿司
こういった特性を生かしたトビウオの食べ方はやはりお刺身やお寿司などの生食。
鮮度が落ちると生食は難しくなりますが、脂肪分が少ない分、他の青魚と比べると、比較的鮮度落ちのスピードを緩やかに保つことができるので、漁獲地から少し離れた場所であっても、お刺身で食しやすいのもトビウオの魅力と言えます。
お刺身のお供は、王道の醤油にワサビでも抜群に美味しいですが、薬味をショウガに変更したり、醤油をポン酢に変えても、これまた絶品の味わい。
また、ネギやもみじおろし、ミョウガなどを薬味に加えていただいても、トビウオの美味しさに更なるブーストをかけることができます。
少し変わった楽しみ方では、醤油やポン酢などではなく、少量のショウガやワサビを添え、塩などをパラパラっと振りかけて食べても、ダイレクトにトビウオのうま味を楽しむことができます。個人的におすすめなのは、ほんだしなどの粒状のかつおだしをかけて食する方法。
コレね。マジ最高。
良ければお試し推奨でございます。この方法であれば、お茶漬けでかっこむといった食べ方でも応用が利くので、鮮度の良いトビウオが手に入った際にはぜひ。
脂肪分が少ないトビウオの特性を生かした美味しい食べ方2.天ぷら・フライ
トビウオに脂が少ないのであれば、油をブーストさせてしまえ。
って感じの料理方法が、天ぷらにフライといった食べ方。これもまたおいしく、脂肪分が少ない分、トビウオのうま味がダイレクトに伝わってきやすいんですね。天ぷらのお供は、天ぷらつゆのほか、塩や抹茶塩、そしてココでも大活躍のかつおだしオンリー、フライであれば、王道のタルタルソースも素晴らしいですが、ちょっと変わったところであっさりとポン酢やダシ醤油もこれまたいぶし銀の仕事でございます。
もちろん、このほかにも王道の塩焼き、煮つけでもおいしく食べることができます。脂肪分が少なく高たんぱくなので、ヘルシーで栄養豊富ですしね。
最後に
いかがだったでしょう。今回は青魚としては少しマイナーなトビウオにスポットを当ててその美味しい食べ方などをご紹介させていただきました。トビウオ、食べてみたくなりましたでしょうか。この記事があなたの楽しい食生活、並びに健康工場のお役に立てれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。