夏が旬の食材

【桃】縄文人も魅了した果肉から溢れでる甘くてジューシーな果汁が絶品の果物!

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、暑さと熱気ほとばしる夏に、甘くて、ジューシーで、濃厚な果肉と果汁をタップリ、その身にパンパンに携えてやってきてくれる、夏の救世主、桃について、含まれる栄養やその歴史にも触れていこうと思います。

甘くておいしい桃をさらにおいしく食べるコツなどもご紹介しておりますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

パンパンに実った果肉から溢れる甘~い果汁は先人もとろけた!古くから愛される夏の果物筆頭格

桃、その名前を聞いただけで、あの甘~い香りが頭にあふれ出てくる方も多いのではないでしょうか。果物屋さんやスーパーなど大型量販店の果物売り場の前を通っただけで、漂ってくる、あの甘~い「こっちにおいで」アピールには耐えがたいものがありますよね。

事実、桃の実は青果売り場はもちろんのこと、旬を迎える夏には桃の果肉や果汁をふんだんに使ったジュースやアイスクリーム、ケーキやパフェなどのスイーツがお店の販売エリアの一等地に鎮座しており、このあたりも桃が美味しいだけではなく、季節性を飾る優れた能力を有しているのがよくわかります。

このように夏のスター級の果物だけあり、出荷される頃になると、その需要もすさまじく、日本各地でその栽培が盛んなことでも知られています。

桃の主な産地

そんな数多の産地の中でも、桃の産地として有名なのが、山梨県、福島県、長野県、和歌山県、山形県、岡山県といったところでしょうか。生産エリアが多く、その需要が高いこともあってか、本来の品種に加え、そのエリア独自の独自ブランド品種も次々と生まれております。

桃の主な品種と各エリアの主要な独自ブランド

桃の品種としてはやはり一番有名なのが、白桃、そして、白桃の一種である白鳳(はくほう・はくおう)が有名どころですよね。このほかにも、缶詰でよく目にする黄桃、そしてネクタリンなどが知られておりますが、先ほどお伝えした通り、各エリアでは有名産地を筆頭に独自ブランド品種が作られていまして、

  • 川中島白桃(長野県)
  • あらかわの桃(和歌山県)
  • 清水白桃(岡山県)
  • あかつき(福島県)

などが有名どころではないでしょうか。このあたりの桃たちは、各エリアが重点的に独自性を打ち出していることもあり、その甘さや美味しさには定評がありますよね。このほか、川中島から派生した黄桃系の桃、黄金桃といった品種も、そのフォルムとそれに違わない甘さと品質を持っております。

見どころとしての桃

桃の実はこのようにひっぱりだこといいってもいいほどの需要を持っていますが、桃の花も観賞という側面から切り込んでも、とても美しいフォルムをしていて、開花時期である4月~5月ごろにはその花の美しさを一目見ようと、見物客でにぎわいます。

中でも、2023年3月現在収穫地全国一位をほこる山梨県の笛吹は有名で、一面が薄紅色に染まったその姿が訪れる人々を魅了しております。

桃に含まれる栄養と甘い桃をさらにおいしく食べるコツ

桃は瑞々しい果物の代表的存在ということもあり、その成分は水分を多くを占めますが、含まれる栄養価も優れていて、多く含まれるカリウムには高血圧を予防してくれる効果や脳卒中などの恐ろしい病の予防にも効果があると考えられています。また、発がん性物質を抑制するカテキンや整腸効果のある食物繊維も含まれていて、健康面や美容面でも優れた果物と言えます。

このように、健康・美容効果が期待でき、さらにおいしさも定評とくれば、食べない選択肢はないといっても過言ではないですが、そんな桃をさらにおいしく食べるコツもありましてですね。

それは、食べる直前まで冷やさないということ。

桃は、美味しい反面、旬を迎え、出回る時期が夏ということに加え、傷みやすい一面も持っておりますので、購入するとついついすぐに冷蔵庫で保管したくなりますが、桃は長時間低温下に置かれると美味しさが損なわれてしまう特性があるため、食べる1~2時間くらいまでは常温で保管し、それから冷蔵庫で冷やして食べると、一層美味しく食べることができます。

縄文人も食べていた!意外と古い桃の歴史

このように、桃は現代人の味覚を楽しませてくれる、素晴らしい果物でありますが、その食の歴史はかなり古く、現在確認されている中では、約6000年前とされる縄文時代の遺跡から桃の種が出土しており、縄文時代の先人たちも、桃を食べていたことが分かっているんですね。

また、原産国である中国では、7500年前から食されていた痕跡が見つかっており、このあたりからも桃が食としてのかなり古い歴史を持っていることがうかがい知れます。

熟した桃の実から漂ってくるあの甘い香りの誘惑には、先人たちもやはり抗えなかったようですね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、夏のスター果物の代表的一角、桃について、そのおいしさや歴史に触れてみました。新しい品種が生まれているのももちろんですが、その栽培方法も飛躍的に向上しているので、その栽培方法のさらなる向上で、今後また更に甘くておいしい桃が甘い誘惑を放ってくる可能性も高く、私たちは夏の果物売り場のアピールに更に抗いがたくなってくるかもしれませんね。

ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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