夏が旬の食材

トマトが苦手ならスイカ! 実は栄養面でも夏にいいこと尽くめなスーパーフルーツ

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、夏の果物の範疇を超えて、夏という季節自体の風物詩と言っても過言ではないスイカについて触れていこうと思います。

スイカ、夏にキンキンに冷やして食べるともう、幸せを感じるレベルですが、実は含まれる栄養もかなり秀でていることが分かってきたんですね。美味しいけど、水分ばっか。なんていうレッテルをひっぺがえすべく、スイカに含まれる素晴らしい栄養素たちにも触れておりますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

スイカの赤い果肉は伊達じゃない!リコピン含有量はトマトをしのぐ量だった 熱中症対策に腎臓病予防にがん予防に動脈硬化予防にいいスーパーフルーツ

スイマセン・・・冒頭から、スーパーフルーツだの、果物だの言っておりますが、スイカは厳密には野菜の範疇に含まれるんです。ただ、やはりその食べ方やスイカの特有の甘さは、やっぱ果物っていう感じがするので、ここではあえて果物という表現を使わせていただきます。

そんなスイカなんですが、その起源はアフリカだと考えられていて、なんと紀元前5000年代にはその栽培が始まっていたんですね。日本ではあまり・・・っていうか、ほぼないと思うんですが、アフリカではさすが原産国だけあり、スイカは野生でも自生していて、そのルーツが乾燥地帯ということもあり、野生動物たちも貴重な水分補給要素として、スイカを食べていたりするんです。

7000年以上時を経た今、今ではスイカは世界各国で栽培されており、もちろん日本でも盛んに栽培されており、旬の全盛期を迎える7~8月には南側から順にその出荷が始まるんですね。

スイカの主な産地と独自ブランド

スイカの主な産地は、熊本県、千葉県、山形県、新潟県、鳥取県、長野県、茨城県、北海道、石川県、愛知県などなど。南方から順番に収穫が始まり、最後に北海道産のスイカの出荷が始まる感じですね。

日本でも大人気の果物だけあり、イチゴや桃などと同じく、独自ブランド品種も盛んに栽培されていて、最近ではオーソドックスな丸形だけでなく、楕円形、その大きさも通常の大きなサイズから、メロン大くらいの小玉スイカなど、様々な品種が誕生しています。

オーソドックスな大玉丸形赤肉で有名どころといえば、祭りばやしや富士光といったところでしょうか。

また、大きくて丸いそのフォルムから、ユニークな名前も付けられていてですね。

ばくだんやダイナマイトといった、ちょっと物騒チックなものから、ウリ坊といった、可愛いものもまで様々で、それぞれがなるほどっていうようなフォルムをしております。

そしてそんなスイカなんですが、そのイメージをひっくり返すかのように、含まれる栄養素もかなり優れていることが分かってきたんです。

スイカに含まれる優れた栄養素

スイカって、なんか水分ばっかで栄養なんてないんじゃないの。っていうようなイメージがあり、事実スイカの果肉の成分は約90%が水分で構成されているのも事実。

ただ、その水分もバカにはできなくて、スイカの旬、すなわち一番スイカを食べる機会が多い季節といえば、気が付けば汗などで体の水分が出ていく夏。そんな中スイカはその果肉で私たちの水分補給に絶妙な仕事をしてくれるんです。また、その水分を多く摂取するという観点でもそうですが、スイカには、カリウムやシトルリンが含まれているため、利尿作用も促し、体の老廃物を外に排出する手助けもしてくれ、尚且つむくみの解消にも一役買ってくれるんですね。

また、赤肉系のスイカ特有のあの赤い果肉には、ベータカロチンやリコピンが豊富に含まれており、特にリコピンはあの有名なトマトの約1.4倍もの含有量を誇っているんです。リコピンには優れた抗酸化作用があり、あの恐ろしい病気であるガンの予防にもつながるとされております。トマトは美味しいですが、その酸味と独特な味もあり、苦手な方も多い野菜。トマトが苦手であれば、スイカはリコピン摂取に素晴らしい援護射撃をしてくれる果物と言えそうです。

脱水症予防にテキメン!スイカに塩で脱水症予防

今はこれをやる人はちょっと少なくなったかもですが、スイカに少し塩を振りかけるとその対比効果もあって、スイカの甘さがより感じられて、少し前まではスイカに塩を振りかけて食べる人も多かったんです。これは対比効果ももちろんなんですが、体にとっても嬉しい効果があり、スイカに少し塩分を加えることによって、汗とともに体から出ていきやすい塩分補給にも効果があり、脱水症状を予防してくれる効果が期待できるんです。

もちろん、過度にかけすぎるのは逆に体を壊す原因となるので、お勧めできませんが、これも夏にはうれしい効果と言えます。

種を捨てるのはもったいない!種には必須脂肪酸のリノール酸が豊富

私たち日本人にはあまりなじみはなく、スイカの種は食べることなく、捨ててしまうのが一般的なのですが、スイカの種には元気の素、鉄分や亜鉛が含まれている他、必須脂肪酸であるリノール酸が豊富に含まれていて、原産国であるアフリカやアジア諸国ではむしろ果肉よりも種を食べる文化もあって、スイカの種を炒ってから外皮を剥いて、サラダに加えたり、そのまま食べたりされているんです。

リノール酸にはコレステロール値の低下を促す効果や、中性脂肪値を下げる働きがあって、これが不足すると抜け毛の原因となってしまうこともあるんです。また、リノール酸は私たちの体内では摂取することができないため、スイカの種などのように、食べ物から摂取する必要があるので、こういった栄養補給にも優れた働きをしてくれるといえます。

ただ、このリノール酸も塩やほかの栄養素と同じく、過度に摂取すると体を壊す元となる可能性があるので、こちらも適度に摂取するのがよさそうですね。

スイカを一層美味しく食べるコツ

スイカはキンキンに冷やして食べるとそのおいしさが際立ちそうですよね。ただ、スイカも残念なことにモモなどの果物と同じく、冷やしすぎると味が落ちる性質があります。なので、食べる1時間くらい前に冷蔵庫に入れて、少し冷えた状態で食べると、その甘さや美味しさを一層味わえるといえます。ただ、カットしていない玉のものであれば、購入時の鮮度にもよりますが、涼しい場所であれば常温で数日保存が可能なものの、カットしたものはご想像のとおり、劣化していくのが早いので、カットスイカはできるだけ早く食べきるのがおススメですね。

もし食べきれない場合は果肉を一口大にカットして、少し洋酒をかけてから冷凍保存しておくと、またおいしく食べることができます。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、夏の風物詩、スイカに含まれる優れた栄養素などに触れつつ、その魅力にも迫ってみました。こちらの記事があなたの楽しい食生活や健康工場のお役に立てれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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