夏が旬の食材

夏野菜なのに冬瓜 その由来と夏にピッタリな超簡単レシピ

こんにちは。えたばりゅです。

今回はその名前がギャップに溢れているウリの仲間、冬瓜をご紹介しようと思います。こんな名前ですが、夏野菜ということもあり、夏に嬉しい栄養効果があったりするんです。また、夏においしい冬瓜の少しレアな超簡単サッパリレシピもご紹介しておりますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

冬の風物詩間万歳なのに夏野菜な冬瓜のサッパリ簡単レシピと夏に嬉しい栄養効果とは

冬瓜はその名前の通り、ゴーヤやスイカ、メロンなどと同じく、ウリの仲間で中国、もしくは熱帯アジア地方が原産とされていて、古くからアジア一帯で食べられてきました。日本の冬瓜の歴史も意外と古く、平安時代にはすでに国内に入ってきていたようですね。ちなみに英語では「winter melon」と呼ばれていますが、ご存じのとおり、甘いといううことはなくて、日本の「メロン」と「ウリ」の関係からすると、ちょっとギャップを感じる名前ともいえます。

冬瓜の主な産地と品種

冬瓜の産地は、主に宮崎県、愛知県、茨城県、沖縄県、大阪府などなんですが、販売されているとき、小さな玉がそのまま販売されていたり、かなり大きなものと思われる形跡の冬瓜がカットされて販売されていたり、長いものがあったり、その大きさにかなり幅があったりするなと思ったことがあるのではないでしょうか。

それもそのはずで、販売されているときは、「冬瓜」と一括りにされて販売されるのが一般的ですが、実はその大きさや形状によって品種が違っていたりするんですね。

とはいえ、スイカやメロンのように様々な品種があるっていうわけではないんですが、丸い形状のものを丸冬瓜、そして長い楕円形のものを長冬瓜として、そこからさらに

丸冬瓜は大丸冬瓜、小丸冬瓜、そして長冬瓜は、長冬瓜、ミニ冬瓜、沖縄冬瓜などの品種に分かれております。

沖縄冬瓜はブランド化されている動きがあるので、沖縄冬瓜の表記で販売されていることもありますが、それ以外の冬瓜は「冬瓜」の表記で販売されていることが多いですね。

冬瓜という名前の由来

そして、やはり気になるのが夏に旬を迎える夏野菜にもかかわらず「冬瓜」なんていうような、冬の食べ物のような名前がついていることですよね。なんでこんな前になったかというと、冬瓜はカットせずに丸の生冷暗所で保管していると、その果実の性質上、完熟後もかなり日持ちがして、なんと半年ももつとされていて、夏に収穫しても冬まで持つこの耐久性から「冬瓜」と呼ばれるようになったとされております。

水分タップリで体を冷やす嬉しい効果もあり!ヘルシーな冬瓜の栄養

冬瓜はウリ科の野菜ということもあり、その水分含有量も果実の成分の大部分・・・いや、ほとんどを占めていて、その成分の約95%が水分とされているんですね。一見この含有量を見ると、水分ばかりで栄養に乏しい感が否めませんが、もちろん栄養素も含まれており、特にカリウムとビタミンCの含有量がすぐれているんですね。

カリウムは排泄を促す効果や血圧上昇を抑えたり、むくみを解消する効果が期待でき、水分含有率が多いので、それ自体のカロリーはかなり低く、ヘルシーなので、ダイエット食としても親しまれております。

冬瓜のおいしい食べ方と夏にお勧めのちょっとレアな食べ方

冬瓜の果肉は、淡白で、柔らかいということもあり、煮炊きもので親しまれております。また肉類との相性もよく、豚肉や鶏肉との炊き合わせもバツグンで、淡白な冬瓜に豚肉や鶏肉のうま味が沁みこみ、抜群のお仕事をしてくれるんですね。

また、油揚げと一緒に炊き合わせると、排泄効果をさらに高めることができ、便秘気味であれば、こちらも嬉しい食べ合わせと言えます。

夏においしい冬瓜のちょっとレアな食べ方

そして、個人的におすすめなのが、冬瓜とイリコの三杯酢。

夏は食欲が減退しがちですが、めちゃくちゃサッパリと食べることができて、結構箸が進むんですよね。そして、冬瓜やイリコ自体はカロリーが少ないので、肥満防止に効果が期待できるのも嬉しいところ。

作り方は超簡単で、少し大きめの容器に皮をむいて薄くいちょう切り(約5mm程度)にした冬瓜とイリコを入れ、三杯酢をひたひた位にまで注ぎ、冷蔵庫で一晩寝かすだけ。

食べるときにお好みでかつお節や花かつおをかけても、美味しいですし、イリコからナイスな出汁も出ますが、さらに出汁感が欲しいなということであれば、寝かす前の行程で、粒状のかつおだしをお好みで加えると、これまた美味しさが一層際立ちます。

良ければお試しくださいね。

三杯酢の作り方の比率は「酢:1、醤油:1、みりん1」という感じですが、市販されているものを使ってももちろんいいですし、この比率に少し改良を加えて、ご自身の黄金比率を作ってみるのもまた楽しいかもしれませんね。

最後に

いかがだったでしょう。今回はそのギャップな名前がちょっと面白い冬瓜の名前の由来と、美味しく食べる少し変わった冬瓜のレシピなどもお伝えしてみました。また、原産がインドや東南アジアとされていることもあり、現地では煮炊きものだけではなくて、ソフトキャンディーの素材としても使用されたり、冬瓜を使用したムラッパと呼ばれるジャムも作られていたりするんです。

ひょっとしたら、英名の「winter melon」もこのあたりが由来しているのかもしれませんね。ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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